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情報教育

2012年10月27日 (土)

スクイークEtoys第8回

今回は複数センサでのライントレース。

まず2センサでマインドストームNXTがライントレースしている動画を見せる。
2センサの車と少しくねくねした道を作らせる。このとき2つのセンサ同時に触れないように道の曲がり方に注意させる。次にどのように判断させるかを考えていく。そして、順次に判断する場合と入れ子で判断する場合のスクリプトを作成する。
進む距離については脱線しないように少なめにするように注意する。

ライントレース2センサ2つの判断

無事に動けば、プロジェクトの保存する。次に、車を複製して、判断の違いによる車の動きを比較する。タイマーの作成は省略した。フローチャートでそれぞれの手順を視覚化する。

ライントレース2センサ判断による比較

時間に余裕があるので、センサを増やし脱線しない車を作成させた。

ライントレース3センサ

ライントレースはこれで終了。

今日は、学校説明会に先駆けた公開授業で中学生や保護者の方が見学していった。

2年生は11月初旬に修学旅行のため、今週の授業のうちに1回は、NPO法人沖縄戦記録フィルム1フィート運動の会が作成した1フィートの映像と戦争体験者の証言でつづる「沖縄戦の証言」を見せることになった。何回も見たり聞くのはつらかった。

来週は今日の代休もあり、修学旅行の結団式があるため、情報の授業が1回ぐらいしかない。
アルゴロジック2を実施する予定です。

2012年8月11日 (土)

第5回全国高等学校情報教育研究会(千葉大会)2日目

今日2012/08/11(土)も東京情報大学で第5回全国高等学校情報教育研究会(千葉大会)が行われ、運営側として参加した。

今日は、分科会と永井視学官の講演と閉会行事という前回の大会に倣った日程となっている。ただし今大会は閉会式後ウェザーニューズ見学があった。

私は第1分科会「情報の科学」の座長を勤めさせていただいた。分科会は定刻どおり始まったが、プロジェクタ関係の電源だけがなぜか落ちるという思わぬハプニングがおき、20分ほど時間をずらして分科会が進んだ。発表20分・質疑3分・入れ替え2分と質疑の時間が少くなく、少しずつ時間が押し、休憩時間がほとんど取れなかった。皆さんの協力により何とか分科会が終了を終えることができた。
最初は少し人が少ない気がしたが、時間がたつと人が増えてきた。やはり9時開始では移動を考えると最初から参加するのはつらいのではと思えた。
今回若手の枠の特別分科会が会った。聞きに行きなかったのが残念。

第一分科会 若手分科会

分科会と講演の間にコーヒーブレイク(コーヒーではなくお茶だったので、ティブレイクでしたが)の時間があった。間は大切だなと感じました。

永井視学官の講演は、受け付けあたりで中継を聞いていました。永井視学官は4日前に話を聞いたばかりであり、似た内容だったと感じた。大学入試について触れていたが、ぜひ大学入試に多くの大学で実施していただきたいし、センター試験にも入れてほしい。

永井視学官の講演

閉会式後、雷がなり大雨となった。会場から出るにも出れず、思わぬ情報交換の時間になった。

ウェザーニューズ見学に行ったことはないが、もちろん申し込まなかった。今回いけなくても別の機会があるかもしれないし、他都道府県の方を優先すべきだと思ったし、残って片付けもある。

昼食を残った役員と食べた後、会場を確認したが、大きな忘れ物はなく、片付けも大学関係者でほとんどしていただき、とても助かりました。

運営側で参加していることもあり、今回の大会では発表できずに少し物足りなさがあるが、多くの方に千葉に来ていただきお会いできたので、良かったことにしたい。千葉県以外の方といろいろな研修会などで会うが、千葉で会ったのは始めてであった。

来年は京都大学だ。早めに宿を取ったほうが良いそうである。来年は国立なので、今回のようで教育懇談会はできないだろうし、事前準備なども大変だろうと思う。今回千葉の大会を、東京情報大学で開催できていろいろと助けていただくことが多かった。大学関係者の皆さんありがとうございます。

今回の参加者が300名弱で、大学生や高校生を入れると300名を軽く越える。多くの方が参加していただいたことに感謝申し上げます。
去年閉会式で、来年は千葉で開催しますのでよろしくお願いしますと、なぜか私が話すことになり、何とか無事千葉大会を終了してほっとしています。ありがとうございました。

2012年8月10日 (金)

第5回全国高等学校情報教育研究会(千葉大会)初日

今日2012/08/10(金)から2012/08/11(土)まで、東京情報大学で第5回全国高等学校情報教育研究会(千葉大会)が行われ、運営側として参加した。

今日は開会行事と永野先生の講演とポスターセッションとワークショップと教育懇談会という前回の大会に倣った日程となっている。私は主にポスターセッションと教育懇談会の担当。

今回は映像関係の先生の協力により大会の様子を校内でLIVE中継してもらえた。その中に前任校の教え子が2名いることがわかりうれしくなる。また、サイン計画でも大学生が活躍してくれているのはうれしい。

開会行事と永野先生の講演は、ホールが大きくないこともあり、受け付けあたりで中継を少し見せていただいた。開会行事で次回の会場とに時期が発表された。永野先生の発表の中で、情報処理実践力の育成方法についての話がとても気になったので、このブログで近いうちにふれたい。(永野先生の画像をとるのを忘れました。)

開会式

ポスターセッションの係りということもあり、講演が始まる前と講演が終わる前にポスターセッションの会場に詰めていることになった。
講演が終了し、しばらくするとポスターセッション会場に多くの方が移動してきた。あっという間に会場は人だらけになる。

ポスターセッション ポスターセッション中継

今回は(も)ポスターセッションを前後半に分け、隣同士が前後半になるようにした。パネルにも前後半が色でわかりやすく表示されている。ポスター発表の方も自分が発表してない回のポスターを聞いたり、自分と同じ回のポスターを見たり、企業展示にもいける。発表者も時間を守っていただいたのでスムーズにポスターセッションが進んで、うれしかった。ポスターセッションの片付けはもうひとりの係りの方にお願いして教育懇談会会場へ移動した。

ワークショップ 企業展示

教育懇談会には、参加者の約半分ほどの130名ほどの方が参加していただいた。
教育懇談会は盛り上がっていたように思う。第5回となると知り合いも増えてきているからか、活発に情報交換をしている様子であった。料理の中に、なしとうなぎがあったのはうれしい。なしは間に合わないかもといっていたし、値段てきにうなぎは難しいと思っていたが入れてくれたようだ。千葉といえば「なし」が有名であり、空港のある成田はうなぎを食べる場所がたくさんある。(料理の画像をとるのを忘れてました。)
ビールが1時間も持たずに無くなってしまったそうで、食べ物も1時間半ほどで無くなってしまったようである。3000円の会費なので仕方がないが、飲み物も食べ物ももう少し増やしたほうが良かったかもしれないと反省。
教育懇談会の会場の設営(片付けもですが)は、大学でしていただいたので感謝申し上げます。

教育懇談会

教育懇談会も無事終わり、会場の確認などをして1日目は終わり。2次会にも行きたかったが、残るのも大切な役目かと思ったし、次の日に遅刻するわけにもいかない。

1日が終了した。あしたもある。いつも気楽に参加していた私だが、逆の立場になっていろいろと勉強になった1日であった。

2012年8月 7日 (火)

30チームでのおもしろ村

今日、C県での教育課程に関する悉皆研修があり、そこで教科研究員の報告とワークショップを担当することとなった。

女子サッカーの準決勝は見るつもりがなかったが、暑くて起きてしまい、思わずテレビをつけてみてしまい、最後まで見てしまった。さすがに直ぐ寝ることができなかったが、そのあとの少し寝ることができた。

事前に印刷したスライドの資料やワークショップのときに使用する資料などが入っている段ボールをもって、早めに会場に着く。朝からすでに暑かった。

さて、最初の出番であるが、前の方の報告が7分ほどオーバーして終わり、30-7=23分しか持ち時間がなくなる。研究した内容を30分で発表するのは、リハーサルをしていないと難しい。読めばわかるところは、カットか短くして報告することになった。
私の報告内容は、「問題解決の手順を明確にするプログラミング学習の一考察」で、スクイークEtoys等を活用した「情報の科学」の単元に対応した内容の報告です。スクイークEtoysの操作および実行画面などを動画にして紹介した。スライドの文字は最小限にし、大きなサイズにしたが、動画の中に出てくる文字などが後ろの方が見てわかったかは、少し不安である。報告とあるが、スライドにたくさん文字を載せて見れなかったら、スライドにする意味がないかと思い、文字は最小限にされていただいた。

午後のはじめはワークショップで、最初の45分ほど私が担当することになった。
今年神奈川県の情報部会の研修に参加したとき教えていただき、選択の情報C授業でも活用させていただいた「おもしろ村」を実施した。
机が3人がけだったので、6人1チームになり、「おもしろ村」を実施した。(「おもしろ村」は5~6人1チームで行う。)
さて最小限の説明をして、ワークショップを開始した。私もそうだったが、まず何をしたら良いのかわからず迷っている様子がそこかしこで見られる。そのうち誰かが情報をまとめ始めて、問題解決へと向かう。30チームで行う「おもしろ村」の様子は、すごいものでした。

30チームでのおもしろ村

一番早くできたチームは10分あまりで、「正解です」と教えてあげると皆さんうれしそうな顔で、とてもうらやましかった。私が依然したときには正解にいたらなかったので、私もチームの一員として参加したかった(正解への道筋を知っているからだめですが)。20分過ぎたあたりから解答が出たチームが続々出てきて、正解あわせに追われた。手を上げたほとんどのチームが正解した。
時間が来て、正解を紹介する前にこの「おもしろ村」を紹介していただいた神奈川県のK先生の紹介と解説をした。終わった後に、何人もこの資料をほしいと申し出てきた。「おもしろ村」大好評でした。永井視学官からもほめていただいた。(報告についてもほめてほしかったなあ。)

永井視学官に最後に次の質問した。
「なぜ情報を学んだ若い教員をもっと採用しない(させない)のか」
永井視学官は、私には採用させる権利がないという返事をもらった。それを聞きかったわけではないのだが・・・。

それにしても「おもしろ村」を30チームでできた経験は大きいなあ。K先生と神奈川県の研修に参加させていただいたのおかげです。感謝。
スクイークEtoysでの授業展開も紹介できたし。まったく無給なのもよし。

2012年7月25日 (水)

ICTE 情報教育セミナー みなとみらい2012

今日2012/7/25(水)に神奈川大学みなとみらいエクステンションセンターKUポートスクエアで行われた、ICTE 情報教育セミナー みなとみらいに年休をとり、参加させていただいた。

タイトルが―共通教科「情報」の授業のカタチと評価を考える―
小林先生のあいさつで始まり、今回は実践発表とワークショップというプログラムであった。

まず、埼玉県の春日井先生による実践発表で、
言語活動を取り入れた授業実践から考える学習評価。
春日井先生がどのように授業を工夫して授業実践しているのかを知れた貴重な発表であった。
いただいたデジタルファイルも参考になる。
自分の授業と比べて改善できるところがありそうなので、ぜひ改良していきたい。

次に東京都の須藤先生によるワークショップで、
ソーシャルリーディングを活用したアクティブラーニング ~ぐるぐる読書~。
自分で読んだ本を他の方と共有することで、自分が読んだ本を振り返ることができるし、他の方がどんな疑問を待ったのか、それに対して適切に答えられるかというとてもアクティブな学びであった。
本の名からどのように答えを見つけ出すかというスキルを身につけたり、情報を共有することの大切さを時間で来た。
ちなみに私が持っていた本は、安田 佳生著「検索は、するな。」この本の前書きに、「答えは自分の中にある。」とあります。この本には検索もGoogleの話が出てくるわけではありません。興味深い内容の多い本です。

「答えは自分の中にある」については、この夏の間にいろいろと関係書籍を読み、このブログにまとめたいと思っている。

日本文教出版の「社会と情報」のp150では、参考図書を紹介するページがあることを知りました。いい試みだと思いました。
司書の先生に図書室で揃えてもらえるよう頼んでみたいと思いました。

午後からの研修でしたが、とても楽しい研修でした。関係の皆様ありがとうございました。

参考サイト
ICTE|セミナー詳細
http://www.icte.net/seminar/detail/164.php
検索は、するな。:安田 佳生本
http://www.amazon.co.jp/%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AA%E3%80%82-%E5%AE%89%E7%94%B0-%E4%BD%B3%E7%94%9F/dp/4763199102

2012年7月11日 (水)

平成23年度学校における教育の情報化に関する調査結果【速報値】

平成23年度学校における教育の情報化に関する調査結果【速報値】が公表されたことを知ったので、ざっと見てみた。気になることを少しこのブログに残しておく。

調査結果は、学校におけるICT環境の整備状況と教員のICT活用指導力の2部構成。
整備状況ではなく、使用状況を調べないのはなぜだろうか?

(1)教育用コンピュータ1台あたりの児童生徒数であるが、学校の多くにはコンピュータ教室が1つしかない。児童生徒が増減してもコンピュータ教室が増減するわけでも、コンピュータ教室のPCが増減するわけでもないので、この数値にどれだけの意味を持つのか疑問に思っている。

(2)教員の校務用コンピュータ整備率であるが、平均が102.7%とわけのわからない値になっている。グラフにいたっては、上が切れていて情けない。
100%を越える理由は、教員1人1台に加えて職員室等に設置している成績管理用等のコンピュータ(共用)をカウントしている場合もあることから100%を超過するとある。平均が何%を目指しているのだろうか。
勤務校は平均以下だ。成績処理も順番待ち状態になることがある。

気になったことは多いがその中で、平成23年度中に前項主で研修の受講した教員の割合が22.2%しかない。
大丈夫か、制度に問題はないのかと思う。

それにしても、グラフの縦軸のメモリや単位など気にすると悲しいことに気がつく。

今日で1学期期末考査終了。採点と評価にはげみたい。

参考サイト
平成23年度学校における教育の情報化に関する調査結果【速報値】
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/1323235.htm

2012年7月 7日 (土)

教科「情報」を入試に

昨日2012/7/6nikkeibpの教育とICT Onlineに、明治大が教科「情報」を入試に導入についてのインタビューページがアップされた。これに関して、このブログに残しておきたい。

インタビューは3部構成で、見出しは少し縮めて、

  • なぜ今、教科「情報」を導入するのか
  • 模擬問題を作るに当たってどんなことを重視したのか
  • 高校では、どのような授業内容が望ましいか

とする。

「なぜ今、教科「情報」を導入するか」では、
2004年の発足当時は、理系に強い学生が多く集まっていたが、基本的に文系の学部ということで、理系の生徒を増やしたいとのことである。ネット技術のスキルを持つ学生が少数でもいてくれるとうれしいようであるが、イコール理系の学生ではないと思うが、理系にネット技術のスキルを持つ学生が多いと感じているのだろう。

「模擬問題を作るに当たってどんなことを重視したのか」では、
情報コミュニケーション学部のポリシーが、現代の社会で起きている事柄を発見/分析して解決する、というもので、「順序立てて考えて論理的に表現する力」を測りたいようであり、PISAなどを参考にしたそうである。
模擬問題やこのインタビューはとても参考になる。

「高校では、どのような授業内容が望ましいか」では、
具体的に社会で起こっている問題ありきで学習することが大事で、情報は教科書で学ぶということ自体が向いていないのだそうである。
社会で起こっていることをそのまま生徒に学ばせることは、どのような事例を選ぶのか、同授業を展開するのかなど、指導者の負担になることが多いし、各専門化の意見も聞かないと危ない授業になるかもしれないと感じた。

大学で教科「情報」を入試に出題することは賛成である。もっと多くの大学から大学から高校の情報でどのようなことを望んでいるのか情報発信をしてほしいと私は思う。

今日は七夕であったが、残念ながら曇りで星を見ることはできなかった。

参考サイト
明治大が教科「情報」を入試に導入、多様な人材集めて学びを推進
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/interview/20120705/1054983/

2012年6月25日 (月)

コンストラクショニズム

昨日行われたLEGO Education Conference 2012のワークショップの中で、「コンストラクショニズム」という言葉を知った。しかもシーモア・パパート教授によって体系化された学びの理論であることを知り、これは忘れないようにこのブログに残したい。

「コンストラクショニズム」とは、次のようにシーモア・パパート教授の大きな画像とともにスライドで紹介されていた。

手を使って物を作るという事は、頭の中にある考えを組み立てる事でもある。手を使って考えているときには創造的なエネルギーや自分なりの考えを放出している。そして、手を使うこと以外では得られないものの見方や考え方を、体験することができる。

手を使って考えを具現化する体験は、座学を中心とした教科では取り入れることは難しい。だから教員主導の授業形式になり、生徒は答えを覚えればいいと勘違いしてしまっている面があるかもしれない。基礎学力は必要であり、座学を中心とした授業は大切であることはゆるがないが。自ら考えたものに命令を与えその動きを制御するという体験をすることを通して、生徒が自分の考えを具現化していくことの楽しさを、教科「情報」の中で教えていきたいと感じた。そして他教科を学ぶ意義を、教科「情報」を学びながら気づいてくれればと願う。

このことを気づかせていただいたワークショップに参加できたことを幸運に思う。

参考サイト
コンストラクショニズムとは
http://www.steer0508.com/lego/constructionism.html
mintsukukoboのブログ : 【研究開発】【legoシリアスプレイ】背景にある、コンストラクショニズム理論
http://blog.livedoor.jp/mintsukukobo/archives/492917.html

2012年6月24日 (日)

LEGO Education Conference 2012

今日2012/6/24に東京工業大学蔵前会館で行われた、レゴ エデュケーション カンファレンス 2012に参加した。

まずは、千葉工業大学の古田 貴之 氏による基調講演1。
20分と短いこともあり、古田氏も時間を気にしながらの講演。スライドは1日講義しても終わらなそうな量が用意されていた。千葉工業大学の学生が作成したロボットの動画が見れたのは貴重であった。福島原発事故現場に入った唯一国産ロボットであるクインスのことはもちろん触れられた。新型のRosemary(ローズマリー)の紹介もあった。ソラマチの8階に展示されているそうなので、今度見に行きたい。
気になったのは、興味がある電化製品を分解する経験をすることを薦めたと、紹介した。
壊れたパソコンやプリンターならいくつかあったので、捨てずに生徒に分解させるのもいいかもしれないと思うが、分解させる場所の確保とその後の処理を考えてしまう私が悲しく思える。
今までは言われたとおり白いものを作ればよかった。でも物を作っても、物事は作れない。これからは、新しい文化を創っていかなければならないを話されていた。

次に、デンマーク本社 レゴ エデュケーション マーケティングのLotte Norregaard Andersenさんによる基調講演2。
同時通訳による基調講演。Roberta projectや21型スキルについて紹介。LEGOを活用しながら子どもの学びについて紹介。STEM educationについてなどの紹介があり、とても刺激を受けた。こどもがグローバルな社会の中で生きていくには、他国の教育や取り組みを知ることは有意義だと考える。

情報交換会をはさみ、全体ハングオンワークショップ。LEGOブロックを使い、アヒルを作り、そのアヒルについてグループで話し合い、その後アヒルにブロックを足して、またグループで話し合う。とても面白いワークショップで、自分で手を動かし物を作り、考えを言葉にして説明し、質問にも答える形式のワークショップであった。LEGOブロックを買って、授業でも実施しようかと一瞬迷う。

昼休みを挟み、午後は小林道夫先生の公開授業を見学。生徒20数名に対し見学者がその倍近くの中、生徒は落ち着いて授業に取り組んでいた。NXTがうまく動かなければ、情報交換をしあい、問題解決をしていた。ただ時間がなく、プログラムを考えさせる時間が取れなかったのが残念に思えた。NXTを組み立てを入れると45分では時間がきつい。でも生徒の授業の取り組みの様子を見学させてもらえたのはとても参考になった。

次にレゴ エデュケーション ハビック 真由香さんによる「21世紀型スキル」というワークショップに参加。まずLEGOの意味から紹介。よく、遊べと言う意味だと知る。
1テーブル4人グループで、レゴブロックで制限時間内に5グループの中でいかに高いものができるかを競う。まず分担を決めて取り掛かる。他グループに発想のよさに負ける。また崩して再度グループで競い合う。結局また負ける。でもとても楽しい。
次に2人1組になり、1人が目の役目、もう一人がての役目になり、用意されたLEGO10個を組み立てた完成形を分担して作ることをした。私は最初ての役目をしたが、目の前の組とは明らかに違う形である。再度目の役の方が見に行き作ってみるが完成できない。では立場を変わって今度は目の役目をするが、これは覚えるのも伝えるのも難しい。難しい理由は10個の異なるパーツが3次元で決めたてられているからで、記憶力が良くないかトレーニングしないと覚えることも伝えることも難しい。形もわざと難しくしてあったのも原因である。完成できなかったが、とても楽しかった。
さて手を使うことは終わり、ここで、シーモア・パパート氏のコンストラクショニズムについて紹介。コンストラクショニズムについては次回のブログで書き留める。
次に「21世紀型スキル」の定義の紹介が紹介される。これについては次々回にこのブログに書き留めたい。フローの状態などの紹介もあり、とても勉強になったワークショップであった。

最後のワークショップは埼玉大学 山本 利一氏によるNXTを活用した計測と制御の体験。NXTを使って自動ドア・エスカレータ・安全装置つき車の紹介があり、2人1グループで自動ドアを作った。ライントレース以外の題材であり、身近な例で興味を引きやすいし、結果もわかりやすい。スクイークEtoysで自動ドア・エスカレータ・安全装置つき車をプログラムさせても、面白くないかなと思った。生徒にいろいろと発想させてそれをプログラムさせるのはNXTを使うと楽しいと思う。が、プログラムをするためのソフトの説明やNXTならではのクセ、そしてなによりも、NXTの購入資金がないことなど問題解決できないことも多い。

参加者は関係者を含め200名ほどだったらしい。知っている先生が少なかったので、初めて会った方とのワークショップは貴重な体験だった。
楽しい1日でした。関係者の皆様ありがとうございました。

参考サイト
LEGO Education Conference:レゴ エデュケーション カンファレンス
http://www.legoeducation.jp/conference/
千葉工業大学東京スカイツリータウンキャンパス
http://www.it-chiba.ac.jp/skytree/

2012年6月17日 (日)

日本情報教育科教育学会 第5回全国大会 2日目

今日2012/6/18(日)は昨日から信州大学工学部で行われている日本情報教育科教育学会 第5回全国大会に引き続き参加した。

発表を控えていることとなれないホテルでの1泊ということもあり、あまり眠れず5時ごろに起床。スライドを見直すなどしていると7時半になっていることに気がつき、身支度をしてホテルを出る。時間に余裕があったので会場まで歩く。

まずは研究発表3:口頭発表。D会場(プログラミング教育)に参加。私は3番目。前の2名の方の発表ではScratchのことに触れられていた。さて私の発表、10分しかないが全国高等学校情報研究会の宣伝をはじめに入れてから発表した。緊張は以前よりしなくなってきたように思う。やさしい質問を高校の先生からいただく。質問していただいたことに感謝である。そして私の拙い発表を聞いていただいた皆さんに感謝します。4人目の方の発表のあとも、数名の高校の先生から貴重な意見をいただけた。感謝です。

次に、研究発表4:口頭発表。ここもD会場(プログラミング教育)に参加。中西先生、野部先生の発表を聴くことができ、とても参考・刺激になる。自分が発表した後だったので気楽に聴けたのもよかった。

昼食は昨日に続き学食で食べる。ここでもいろいろな話が聴けて楽しいひと時を過ごす。

午後は最後の口頭発表。明らかに人が減る。遠方から来ている人もいるから仕方がないが、少し寂しく感じる。ここもD会場(プログラミング教育)に参加。室谷先生の発表は高校でも扱える内容で勉強になった。

会場校からの挨拶に続き、パネルディスカッションⅡ:大学入試と情報科 ~大学での最新動向と高校での対策~。
パネリストは、文部科学省 萩谷 昌己 先生、帝京大学 渡辺 博芳 先生、東京都立小石川中等教育学校 天良 和男 先生と、指定討論者として長野県の高校の先生4名。
パネルディスカッションⅡはいろいろな意見が出た。教科「情報」(1人前の教科として認めてもらえていない現状をかんがみ)を大学入試に入れることは必要だと思っている。そして、次の教育課程では増単位や義務制での教科「情報」の採用に向けての後押しが必要ではないかと思う。情報の単位が増えれば、情報の専任が採用され、情報の教育の質も保証できるのではないかと考える。
「入試で情報を課さない学部学科は、情報という名を使ってはいけない。」という案でもだせば良かったかもしれない。

クロージングを終え、信州大学をあとにする。新幹線の止まる長野駅から信州大学工学部まで歩けても十分いける位置に立地しているのはすごいと感心する。

新幹線に乗る時間まで余裕があるので、いつもお世話になっている一緒にいた先生とそばを食べに行き、お土産を買った。

とても充実した2日間でした。実行委員の皆様をはじめ関係の皆様ありがとうございました。

帰りの新幹線では良く寝てしまった。

参考サイト
JAEIS2012-日本情報科教育学会第5回全国大会
http://hci.cs.shinshu-u.ac.jp/jaeis2012

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