教科「情報」を入試に
昨日2012/7/6nikkeibpの教育とICT Onlineに、明治大が教科「情報」を入試に導入についてのインタビューページがアップされた。これに関して、このブログに残しておきたい。
インタビューは3部構成で、見出しは少し縮めて、
- なぜ今、教科「情報」を導入するのか
- 模擬問題を作るに当たってどんなことを重視したのか
- 高校では、どのような授業内容が望ましいか
とする。
「なぜ今、教科「情報」を導入するか」では、
2004年の発足当時は、理系に強い学生が多く集まっていたが、基本的に文系の学部ということで、理系の生徒を増やしたいとのことである。ネット技術のスキルを持つ学生が少数でもいてくれるとうれしいようであるが、イコール理系の学生ではないと思うが、理系にネット技術のスキルを持つ学生が多いと感じているのだろう。
「模擬問題を作るに当たってどんなことを重視したのか」では、
情報コミュニケーション学部のポリシーが、現代の社会で起きている事柄を発見/分析して解決する、というもので、「順序立てて考えて論理的に表現する力」を測りたいようであり、PISAなどを参考にしたそうである。
模擬問題やこのインタビューはとても参考になる。
「高校では、どのような授業内容が望ましいか」では、
具体的に社会で起こっている問題ありきで学習することが大事で、情報は教科書で学ぶということ自体が向いていないのだそうである。
社会で起こっていることをそのまま生徒に学ばせることは、どのような事例を選ぶのか、同授業を展開するのかなど、指導者の負担になることが多いし、各専門化の意見も聞かないと危ない授業になるかもしれないと感じた。
大学で教科「情報」を入試に出題することは賛成である。もっと多くの大学から大学から高校の情報でどのようなことを望んでいるのか情報発信をしてほしいと私は思う。
今日は七夕であったが、残念ながら曇りで星を見ることはできなかった。
参考サイト
明治大が教科「情報」を入試に導入、多様な人材集めて学びを推進
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/interview/20120705/1054983/
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