コンストラクショニズム
昨日行われたLEGO Education Conference 2012のワークショップの中で、「コンストラクショニズム」という言葉を知った。しかもシーモア・パパート教授によって体系化された学びの理論であることを知り、これは忘れないようにこのブログに残したい。
「コンストラクショニズム」とは、次のようにシーモア・パパート教授の大きな画像とともにスライドで紹介されていた。
手を使って物を作るという事は、頭の中にある考えを組み立てる事でもある。手を使って考えているときには創造的なエネルギーや自分なりの考えを放出している。そして、手を使うこと以外では得られないものの見方や考え方を、体験することができる。
手を使って考えを具現化する体験は、座学を中心とした教科では取り入れることは難しい。だから教員主導の授業形式になり、生徒は答えを覚えればいいと勘違いしてしまっている面があるかもしれない。基礎学力は必要であり、座学を中心とした授業は大切であることはゆるがないが。自ら考えたものに命令を与えその動きを制御するという体験をすることを通して、生徒が自分の考えを具現化していくことの楽しさを、教科「情報」の中で教えていきたいと感じた。そして他教科を学ぶ意義を、教科「情報」を学びながら気づいてくれればと願う。
このことを気づかせていただいたワークショップに参加できたことを幸運に思う。
参考サイト
コンストラクショニズムとは
http://www.steer0508.com/lego/constructionism.html
mintsukukoboのブログ : 【研究開発】【legoシリアスプレイ】背景にある、コンストラクショニズム理論
http://blog.livedoor.jp/mintsukukobo/archives/492917.html
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