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2012年3月 6日 (火)

人はなぜだまされるのか

金曜日に図書室で偶然見つけた石川 幹人著「人はなぜだまされるのか」をこの土日に読み終えた。とても参考になり、情報の授業に使いたい内容がたくさんあったので、このブログに残しておきます。

この本は次の7章からなっている。
第1章 錯視 高度な視覚機能のなせるわざ
第2章 注意 明らかな変化なのに気づけない
第3章 記憶 歪められたり、作られたり
第4章 感情 集団を支える怒りと恐怖と好奇心
第5章 想像 壁のシミが幽霊に見えるわけ
第6章 信念 なぜ噂を信じてしまうのか
第7章 予測 将来の危機を過小評価する心の動き
章の見出しを見て借りたわけではないが、興味深い見出しばかりである。

各章の1ページ目はは質問とその答えである。
第1章 平面に描かれた図形が、なぜ立体的に見えるのだろうか?
第2章 見えているはずの明らかな変化に、なぜ気づかないのか?
第3章 事実ではないはずのことを、なぜ確信を持って記憶する人がいるのか?
第4章 危険でないとわかっていても、なぜヘビは怖いのだろうか?
第5章 鬼や妖精など、ありもしないことをなぜ想像するのだろうか?
第6章 他人の言うことや噂は疑わしいと思っていても、なぜ信じてしまうのだろうか?
第7章 地震災害など、めったに起きない危険はなぜ考えないようにするのだろうか?
質問とその答えから各章が始まるので、とても読みやすいと感じた。
どの章も興味深い質問とその答えだらけである。特に第7章は東日本大震災があったばかりである。

この本は進化心理学の専門家が具体例をたくさんあげながら、人の視覚や記憶や心の動きをわかりやすく解説してくれるの本です。手元に残したいので早速注文しました。

著者石川 幹人氏が明治大学情報コミュニケーション学部の教授でありことに読んだ後に気が付いた。そしてこの方が2012/3/3情報入試フォーラム2012で、2012年から教科「情報」を入試で実施することを話されたことであることにnikkeibpの記事を見て、気づき又驚いた。

参考サイト
石川 幹人著「人はなぜだまされるのか」
http://www.amazon.co.jp/%E4%BA%BA%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%81%A0%E3%81%BE%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B-%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E7%9F%B3%E5%B7%9D-%E5%B9%B9%E4%BA%BA/dp/4062577321/ref=pd_sim_b_2
大学入試での教科「情報」の採用について討議
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20120306/1043078/
ishikawa's top homepage
http://www.isc.meiji.ac.jp/~ishikawa/

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