2020年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

情報教育関連のブログ

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 2011年10月 | トップページ | 2011年12月 »

2011年11月

2011年11月30日 (水)

上級校の模擬授業

今日5・6時間目に2年生を対象とした上級校の模擬授業体験が校内で行われた。

ほとんどの模擬授業では、PCを活用したプレゼンテーションソフトで作成したスライドを上映しながらの模擬授業形式であった。プロジェクターやスクリーンは校内ではまかにきれず、他校から借りたりして工面したそうである。黒板を使用した授業は大学などではだいぶ少なくなってきていることの表れなのかと感じた。

さて、高校までの主に黒板を使用した教室での授業形式から、プレゼンテーションソフトで作成したスライドを中心とした授業では、生徒の学び方はどう変わっていくのだろうか。両者のギャップに生徒は悩むことはないのであろうかと思ってしまった。高校でも、スライドや動画を見せながらの授業は理科や社会などの授業でも行われているようである。では他教科では、プレゼンテーションソフトで作成したスライドを見せたいというニーズがないのだろうか。ニーズがあってもC県では、プロジェクターやスクリーンが足りないので実現できない。自治体による授業形態の格差が生まれているのではと改めて思った。

それと、スライドを中心とした授業では、視力の弱い人にはつらい授業になるのではと感じました。プロジェクターの性能も上がり価格も落ちてきたが、高校の普通教室ではかなり性能がよくないと教室のいたるところから等しく見えるのはむずかしいのかと思った。

スライドや動画を見せながらの授業は生徒の興味や関心を引くにはよいのだろう。後は生徒の想像力をなくさないような工夫が必要なのかと改めて思いました。

今日で11月も終わりだ。今年もあと1ヶ月か。来年が来る前にやらなければいけないことはたくさんありそうだ。
1週間もブログを更新するゆとりがなかった(今日もゆとりがあったわけではないが)。

2011年11月24日 (木)

富士山が見えた

今日職場から富士山を見ることができた。

20111124fuji

昨年まで勤務していた職場からは富士山がよく見ることができていたので、今年から勤めている職場からも富士山を見ることができてうれしかった。残念ながら東京スカイツリーは確認できなかったが、学校の屋上か学校を出た坂の上からは富士山もスカイツリーも見れたことだろうと思う。筑波山が見えるかどうかを今日のような天気の日に確認してみるのを忘れないでおきたい。
富士山が見えたということは、寒くなって空気が澄んでいたか、雨上がりで風が強いときなので、富士山が見えやすいので、寒くなってきてつらいところだが、富士山を見る楽しみが出てきたのはうれしい。

2011年11月23日 (水)

東京都高等学校情報教育研究会 10周年記念式典

今日11月23日中野サンプラザで行われた東京都高等学校情報教育研究会(以後、都高情研) 10周年記念式典の第1部と第2部に参加させていただいた。

第1部の10周年記念式典は、
電気通信大学教授・日本情報科教育学会会長である岡本 敏雄先生の記念講演と、
世田谷区教育長である若井田 正文氏と尚美学園大(元都立高校教諭)である小泉 力一氏と現職の都立高校教諭の天良 和男先生と田崎 丈晴先生の4名のパネリストと小原 格先生がコーディネーター役のパネルディスカッションが行われた。
記念講演をされた岡本先生は、都高情研の創立時にも記念講演をされたとのことである。記念講演のタイトルは「情報科教育のこれまでと、これからに期待すること」。
パネルディスカッションのタイトルは、「情報科教育のこれまでの10年とこれからの10年に期待するもの」。フロアの方からも多くの話を聞き出し、神奈川・茨城・千葉の方々も発言する機会を設けるあたりがうまいと感じた。
講演やパネルディスカッションを聴いて、これからの1年とこれからの10年と人のつながりの大切さをとても感じ、いろいろ考えさせられる内容であった。

私を含めて東京都以外の高校の先生、大学の先生、企業の方などの参加もあり、80名以上の方が第1部に参加されていたそうである。
東京とは専任制で教科「情報」を教えていて、教科「情報」で採用された方が70名ぐらいいるそうで、横のつながりも強いようである。情報教育の研修会も盛んでうらやましい限りである。

第2部の10周年記念パーティーは同じ中野サンプラザで行われた。とても和やかな会で、楽しくあっという間に時間が過ぎていった。

とても楽しく勉強になる1日であった。参加させていただいたことにとても感謝いたします。

参考サイト
10周年ご案内・受付 - 東京都高等学校情報教育研究会
http://www.tokojoken.jp/10th-entry/

2011年11月20日 (日)

ICTE情報教育セミナー in つくば 2011

昨日つくば学院大学で行われたICTE情報教育セミナー in つくばに参加させていただいた。
「問題解決」に焦点を当てたセミナーで、講演とディスカッションの2本立ての構成であった。

まずは、筑波学院大学教授であり、ICTE茨城支部長である、垣花 京子先生による開会挨拶。
開会挨拶の中で、日本は電卓を使用したPISAの数学の問題に参加していないことを知った。

講演は、富山大学人間発達科学部教授 黒田 卓氏による「新学習指導要領による「問題解決」とは」。
問題解決とは何か。問題には明確に規定されている問題と明確に規定されていない問題があること。新学習指導要領における問題解決に関する記述に沿ってわかりやすく、しかも参考になる情報も交えての講演で、とても勉強になった。
新指導要領の解説の中に、シミュレーション(simulation)をシュミレーションと1箇所誤記していることもわかった。

ディスカッションの前に少し休憩。ICTE茨城支部のセミナーでは必ずお菓子が出てくる。これも楽しみにしていた。

ディスカッションでは、東京都立上野高等学校 能城 茂雄先生による「「情報の科学」における問題解決のポイント」の発表と、茗溪学園中学校・高等学校 大貫 和則先生による「現場から問題解決の授業を考える」の発表のあとに、質疑応答とディスカッション。
能代先生の話は、とても説得力がある。まず、「問題解決」がなぜ必要なのかを生徒に理解させることから、「問題解決」の授業を始めることから、私もはじめたいと思った。
大貫先生の話は、なるほどと思いながら聞くことができた。「問題解決」にはそれぞれの学校にあったリアリティのある問題を考えさせることが大切になり、そのためには他の方とのコラボが必要になり、そのとき情報の先生の交渉力が必要になる。うーん、情報の担当は大変である。
ディスカッションは、多くの方が質問や発言し、貴重な意見や情報を得ることができた。とても静かに盛り上がった。

あっという間にセミナーが終了した。今回のセミナーには50名ほどの多くの方が参加されていた。来年でICTE茨城は10周年なのだそうだ。10年一昔というが、10年続いてているのはすばらしい。
今回のセミナーを開いていただいた関係のみなさまにに感謝申し上げます。

参考サイト
ICTE情報教育セミナー in つくば
http://www.icte.net/seminar/detail/144.php
高等学校学習指導要領解説 情報編
http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~fujii/jkyoiku/1282000_11.pdf

2011年11月19日 (土)

国産レスキューロボット「Quince(クインス)」の活躍

今日2011/11/19の0:00~0:30にEテレで放送されたサイエンスZEROを興味深く見た。
原発事故現場で活躍したレスキューロボット「「Quince(クインス)」について、主に取り上げていた。
限られた時間での放送であり、放送上の制約などもあるのだろうが、「Quince(クインス)」の開発者である千葉工業大学の小柳栄次氏の講演を聞いた私としては、「Quince(クインス)」の活躍のすばらしさが、番組内で弱く扱われて、最後のミッションが失敗で終わってしまっていることで終わってしまっている放送のあり方に疑問を感じた。

レスキューロボットは多く活躍しないことが望ましい。必要なときに活躍するには、経験値が必要であり、経験による多くの実績から得たデータなどが、アメリカのロボットより劣るのは仕方がないと思う。でも、「「Quince(クインス)」の活躍が遅くなったのは、別に理由があることは放送を見ただけでは、伝わらなかったのではと思った。

今回の放送はこれから11/24の夕方に再放送される。興味のある方はぜひ見てほしい。
情報の授業でも見せられると良いが、見せる時間を設けられないのが悔しい。

参考サイト
fuRo:Quince:機能紹介 / 開発コンセプト
http://www.furo.org/ja/robot/quince/index.html
サイエンスZERO|これまでの放送
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp366.html
原発事故現場に潜り込んだ「クインス」―レスキューロボット過酷任務
http://www.j-cast.com/tv/2011/11/17113241.html
再検証「ロボット大国・日本」(6):「日本はレスキューロボットを開発しても配備される状況にない!!」~東北大・田所教授が福島原発での活動を報告
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1109/01/news004.html

2011年11月16日 (水)

色のDigital化

今日、スクイークEtoysで条件分岐を理解するために作成した「星の移動(自作プリントの4枚目)」を使い、色のDigital化について復習した。生徒がなぜさまざまな色がモニタ上で再現できるのか、Digital化とは何かを復習させたいと思っていたからである。

20111116hoshirgb

まずは星の色を赤・青・緑の成分(0~100)の値を変化させて色が変わることを確認させた。そして好きな色に設定したところで、色と光の波長の関係について説明したあと、色相・明度・彩度について軽く紹介する。そして、色相を変化させるタイルを入れて星を移動させた。生徒の反応は良かったと感じた。

20111116hoshihue

教科「情報」は2単位と単位数が少ないが、大切なことはタイミングを見つけて、復習させていきたい。

それにしても今日は寒かった。生徒のいないコンピュータ教室は特に寒い。

2011年11月15日 (火)

教科研究員研究協議会(情報)

今日勤務校で教科「情報」の教科研究員研究協議会が少人数で行われた。2時間目の情報Bの授業を研究授業として協議会に参加された先生方に見ていただいた。今日の日にために順番を変えて、前半の山場である「スクイークEtoysで家の図形を描く」授業を見ていただいた。家の図形だけでなく、校章の図形についても考えさせたが少し時間が足りなかった。

20111115iekoushou

スクイークEtoysの授業を見たのは初めてのようで、生徒の様子などを見て、スクイークEtoysを活用してみたいと参観された先生からお言葉をいただけた。また、いろいろな助言もいただくことができた。

「スクイークEtoysで家の図形を描く」は実は自作プリント3枚目の授業の題材であるが、今回最終回の自作プリント10枚目の授業の後に実施した。1枚目(正多角形を描く)・2枚目(いろいろな図形を描く)の続きを時間をおいて実施した形になったが、この順番もありかと思った。

1日長かった。会場が勤務校なので楽かと思ったが、いろいろ初めてのことばかりで、思ったより疲れた。会場校になる大変さが少しわかった。

2011年11月 7日 (月)

キャリア教育

今日文部科学省から、「高等学校キャリア教育の手引き」が公開されたことを知った。
早速目次を見て、教科「情報」のページを見ようとした。
PDFがダウンロード中にたびたびとまり、やっとの思いで見た。 
第3章 高等学校におけるキャリア教育の実践の第4節 各教科等における取組(その2)に教科「情報」についての記載があり、ページ数はp194~197である。

p194に「1 情報を通したキャリア教育実践についての基本的な考え方」の記載がある。
読んで、次の一文にがっかりした。

 高度に進展した情報社会においては,人間が生きていくための必須条件として「衣食住」に「情報」が加わると言っても過言ではありません。

おいおい過言ではなく、当然必須条件だろうと、文部科学省の内で突っ込む方はいなかったのだろうか。

p196~197に「3 実践例 ≪第1学年 社会と情報≫」の記載があり
「高校生に携帯電話は必要である」を題材にしたディベートの例を紹介している。
情報の科学の例がないのは残念である。

ところで、キャリア教育とはなんだろうか。
キャリアは経験と訳すことができるので、経験教育では語弊があるか。
文部科学省にも経済産業省にもキャリア教育というページがあるが、キャリア教育の定義はない。
○○教育は果たしていくつあるのだろうかと思ってしまった。

参考資料・サイト
第4節 各教科等における取組(その2)
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2011/11/04/1312820_05.pdf
キャリア教育:文部科学省
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/career/index.htm
キャリア教育(METI/経済産業省)
http://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/career-education/index.html

2011年11月 2日 (水)

JIS Z8301

だいぶ前にITパスポートの参考書を見ていたら、「レーダーチャート」ではなく「レーダチャート」と表記されていて不思議に思い、出版元に聞いてみた。するとITパスポートのシラバスの表記にそろえているとのことであった。そこで、IPAに問い合わせてみた。すると「JIS Z 8301」における複合語に関する規定に基づいていることを教えていただいた。(日本工業標準調査会では、「JIS Z8301」とZと8301はくっついている。)

そこで「JIS Z8301」について調べてみたら、次のことがわかった。

a) その言葉が3音以上の場合には,語尾に長音記号を付けない。(例:エレベータ)
b) その言葉が2音以上の場合には,語尾に長音記号を付ける。(例:カバー)
c) 複合の語は,それぞれの成分後について,上記a)又はb)を適用する。(例:モータカー)
d) 上記のa)~c)による場合で,長音符号を書き表す音(例:テーパ),はねる音(ダンパ),及びつまる音(ニッパ)は,それぞれ1音と認め,よう(拗)音(例:シャワー)は1音と認めない。)

あくまでも原則とある。
この原則に従うと、「インターネット」ではなく「インタネット」になる。しかし「インターネット」と情報処理技術者試験要綱に表記されている。

長音をつけるかつけないかは自然言語にとってはたいした問題ではないが、人工言語では別のデータになってしまう。
Microsoft社は、「コンピュータ」を「コンピューター」と長音をつけるようになったので、これも困ったものである。発音に近い表記に改めたそうである。

「デジタル教科書」とはいうが、「ディジタル教科書」という表記は見たことがない。これも不思議だ。

参考サイト
Z8301_01
http://www.jisc.go.jp/app/pager?id=38998
情報処理技術者試験要綱
http://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/youkou_ver1_4.pdf
JIS Z8301に表記を従うのか?
http://blogs.yahoo.co.jp/linear_pcm0153/26129038.html
マイクロソフト製品ならびにサービスにおける外来語カタカナ用語末尾の長音表記の変更について
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3491

« 2011年10月 | トップページ | 2011年12月 »