ICTE情報教育セミナー in つくば 2011
昨日つくば学院大学で行われたICTE情報教育セミナー in つくばに参加させていただいた。
「問題解決」に焦点を当てたセミナーで、講演とディスカッションの2本立ての構成であった。
まずは、筑波学院大学教授であり、ICTE茨城支部長である、垣花 京子先生による開会挨拶。
開会挨拶の中で、日本は電卓を使用したPISAの数学の問題に参加していないことを知った。
講演は、富山大学人間発達科学部教授 黒田 卓氏による「新学習指導要領による「問題解決」とは」。
問題解決とは何か。問題には明確に規定されている問題と明確に規定されていない問題があること。新学習指導要領における問題解決に関する記述に沿ってわかりやすく、しかも参考になる情報も交えての講演で、とても勉強になった。
新指導要領の解説の中に、シミュレーション(simulation)をシュミレーションと1箇所誤記していることもわかった。
ディスカッションの前に少し休憩。ICTE茨城支部のセミナーでは必ずお菓子が出てくる。これも楽しみにしていた。
ディスカッションでは、東京都立上野高等学校 能城 茂雄先生による「「情報の科学」における問題解決のポイント」の発表と、茗溪学園中学校・高等学校 大貫 和則先生による「現場から問題解決の授業を考える」の発表のあとに、質疑応答とディスカッション。
能代先生の話は、とても説得力がある。まず、「問題解決」がなぜ必要なのかを生徒に理解させることから、「問題解決」の授業を始めることから、私もはじめたいと思った。
大貫先生の話は、なるほどと思いながら聞くことができた。「問題解決」にはそれぞれの学校にあったリアリティのある問題を考えさせることが大切になり、そのためには他の方とのコラボが必要になり、そのとき情報の先生の交渉力が必要になる。うーん、情報の担当は大変である。
ディスカッションは、多くの方が質問や発言し、貴重な意見や情報を得ることができた。とても静かに盛り上がった。
あっという間にセミナーが終了した。今回のセミナーには50名ほどの多くの方が参加されていた。来年でICTE茨城は10周年なのだそうだ。10年一昔というが、10年続いてているのはすばらしい。
今回のセミナーを開いていただいた関係のみなさまにに感謝申し上げます。
参考サイト
ICTE情報教育セミナー in つくば
http://www.icte.net/seminar/detail/144.php
高等学校学習指導要領解説 情報編
http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~fujii/jkyoiku/1282000_11.pdf
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