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2011年10月

2011年10月30日 (日)

高校教科「情報」シンポジウム2011秋

昨日早稲田大学西早稲田キャンパスで行われた高校教科「情報」シンポジウム2011秋(ジョーシン2011秋)に参加させていただいた。今回のシンポジウムのテーマは、「学会は情報教育にどう貢献できるか?」であった。
昨日は勤務校では授業と後学校説明会がある日であったが、幸運にも講演依頼を受けたので参加することができた。ジョーシン2011秋は、10:20~17:00までの予定で、1日をかけて開催された。参加できて、とてもすばらしい日となった。

まず、筑波大学の久野 靖先生によるこのシンポジウムについての説明を兼ねた10分ほどの発表。
久野先生の発表は教科「情報」の現場のことを理解していてかつ心配されていることがよくわかり、心強く感じた。それとコンピュータ教育の取り組みがアメリカと日本では大きな差があることがわかった。
次に、慶應義塾大学の村井 純先生による講演で、タイトルは「インターネットと社会的教育の使命」でした。
村井先生の講演は、あっという間に45分が過ぎてしまった。内容は濃いしとても勉強になる。村井先生の講演を直接聞けるのはとても光栄なことである。インターネットの持つ力は今後も大切になるし、人がそれを活用するためにも標準化がとても大切なことがよくわかった。ディスプレイはブラウザ画面というのはインターネットの力を感じる言葉だった。
午前最後は、東洋大学の渡辺 美智子先生による講演で、タイトルは「21世紀知識創造社会に向けた統計教育改革 ~国内外の統計関連学協会が果たす役割~」でした。
統計的問題解決能力が今後の社会で大切になってくることや、他の先進国より日本は統計的問題解決能力の育成が遅れていることもよくわかった。知識を試すのではなく文脈を通して考える力が今後大切になる。

午前はここで終わりで、1時間半ほど昼食休憩となる。もう午前中のお話で、おなかいっぱいである。それに午後の発表を前にして昼食休憩を楽しむゆとりはなかった。天気はすばらしく良かった。

さて、午後のはじめは東北大学の小粥 幹夫先生の講演で、タイトルは「先生との連携を通した高校生学びの支援活動」でした。
電子情報通信学会の方で、高大連携を通した活動の報告。直接会うことの大切さや情報と通信の力で日本の教育を再生していこうという心強い実践報告でした。イノベーションの究極はトライだとい言葉は気に入りました。
次に私の発表で、タイトルは「高校の現場から学会への個人的な要望」でした。
まず、タイマーを押すのを忘れた。マイクのスイッチを入れれるのも忘れた。緊張していた。今までの経験や今困っていることや教科書の表記の違いなどいろいろ話させていただいた。twitterで援護射撃などがあり、来ていただいた方は素人の私の話を心やさしく聞いていただいた。ありがとうございます。
午後最後の講演は、(株)日立製作所に勤めておられる情報処理学会理事 寺田 真敏さんに講演で、元のタイトルは「マルウェア対策研究人材育成ワークショップ ~教育コミュニティへの貢献とその課題~」でした。
私は発表が終わったばかりで、学会理事の話を聞く状態になかった。ほとんどメモが取れなかった。情報処理学会がいろいろな活動をしているのが、認知度に課題があるらしい。情報処理学会は教科「情報」についても援護射撃をしてくれているありがたい学会であることを多くの方が知っていると思う。

ここで少し休憩かつ会場設営。

さて最後にパネルディスカッション。
私にとってはじめてのパネラー。しかも私以外の方はすごい方ばかり。どうなるかと心配しながら始まる。
ここからのディスカッションがすごかった。村井先生の話はすごい。詳しく書ききれないので、気になる方は参考サイトの2つ目を見ていただきたい。前にいたのでスライドが見難かったのでとても助かる。
私が話したのは2回だけ。フロアーからの発言が活発に行われた。あっという間に時間が過ぎてゆく。私が最後に話したのは、教科「情報」の質の保証。これができれば、教科の価値も高まると思う。そのために入試があることは歓迎したい。
時間をオーバーして、ジョーシン2011秋が終了。

この後の懇親会もすごかった。食事もおいしかった。それより懇親会での話がすごかった。

この会のジョーシン2011秋には、70名近い方が参加されていたようである。
次回もぜひ参加したい。学校行事と重なったらどうしよう。

参考サイト
高校教科「情報」シンポジウム2011秋
http://sigps.tt.tuat.ac.jp/index.php?%B9%E2%B9%BB%B6%B5%B2%CA%A1%D6%BE%F0%CA%F3%A1%D7%A5%B7%A5%F3%A5%DD%A5%B8%A5%A6%A5%E02011%BD%A9
ジョーシン11秋 - 高校教科「情報」シンポジウム2011秋 - Togetter
http://togetter.com/li/206840

2011年10月28日 (金)

情報教育

情報教育とはなんだろうとふと疑問に思った。情報化教育どのような関係なるのだろうか。

情報教育(じょうほうきょういく)とは、情報を扱う能力を高めることによって、学習者が情報社会の中で主体性や創造性を発揮できるようになることを目的とする教育のことである。情報教育で何を扱うかについては、文部科学省などが「情報活用能力」を伸ばすことを提案している。文部科学省が提唱する情報活用能力には、「情報活用の実践力」「情報の科学的な理解」「情報社会に参画する態度」の3つの要素がある。これらの要素は、単独で存在するのではなく、相互に関係し合っている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%95%99%E8%82%B2より引用

情報教育はもちろんコンピュータ教育ではない。情報=コンピュータであるわけがない。
情報にはAnalog DataとDigital Dataがある。
情報を扱う上でパソコンやその周辺機器などで、情報をデジタル化して処理できる力が必要になる。
情報教育はICT機器を活用した教育とはいいきれない。ICT機器を先生が使うか、生徒が使うか、両者で使うかで異なってくる。
情報の持つ意味は広く、情報という言葉の使い方があいまいである。
情報教育とは「情報活用能力」を伸ばすことかもしれないが、そもそも「情報」の使い方が間違っていないだろうか。
情報モラルも不思議な言葉に思えてきた。
今日これ以上考えるのはやめよう。

明日早稲田大学西早稲田キャンパスで高校教科「情報」シンポジウム2011秋が行われる。
ジョーシン11秋は、「学会は情報教育にどう貢献できるか?」をメインテーマとして開催される。
どんな会になるか楽しみである。

参考サイト
情報教育
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%95%99%E8%82%B2
情報教育とは何か
http://kayoo.org/nagano/Activity/jyohotoha/jyohotoha.htm
高校教科「情報」シンポジウム2011秋
http://sigps.tt.tuat.ac.jp/index.php?%B9%E2%B9%BB%B6%B5%B2%CA%A1%D6%BE%F0%CA%F3%A1%D7%A5%B7%A5%F3%A5%DD%A5%B8%A5%A6%A5%E02011%BD%A9

2011年10月26日 (水)

アルゴロジック2

昨日アルゴロジック2とお絵かきアルゴロジックが公開された。条件分岐が使えるようになった。インデント機能もある。

20111026algo2
http://home.jeita.or.jp/is/highschool/algo/prm/howtoplay2.htmlより引用

アルゴロジックも全問公開された。
アルゴロジックよりアルゴロジック2のほうがロボットの動きが一方向なので、私は2のほうが好きである。昨日アルゴロジック2を授業で1クラスでまず活用した。生徒は集中して問題に取り組んでいた。10分ほどしか時間が取れなかったので、また次回もアルゴロジック2を授業で使用したいと思う。

今日修学旅行のしおりが完成した。私は修学旅行の引率ではないが同じ学年なので、しおりの作成を手伝った。修学旅行にいけないのは寂しいが、その間にたまった仕事をしなければならないので、引率できない事を幸運ととらえたい。
9クラスもあると飛行機が限られてしまう。初日の集合時間が早すぎる。私の場合、始発に乗らないと間に合わない。引率できなくて良かった。

昨日は暑かった。今日は気持ちよい日だった。今日、東京地方で木枯らし一号が吹いたそうだ。

参考サイト
アルゴリズム体験ゲーム・アルゴロジック
http://home.jeita.or.jp/is/highschool/algo/info/index.html

2011年10月23日 (日)

神奈川県 情報部会 第3回研究会

昨日、東京工業大学大岡山キャンパスで行われた神奈川県 情報部会 第3回研究会に参加させていただいた。
テーマが「TSUBAME2.0と工大祭の見学」でした。

まず、長谷川 修 准教授の講義。
タイトルは「東工大の脳型人工知能が開く近未来-これからネット・スマホ・ロボットはどうなるー」
私はぜひこの講義が聞きたくてこの研究会に参加させていただいた。
東工大で長谷川修研で独自開発された「見て、聞いて、覚えて、考えて、行動する」ための脳をヒントにした情報処理技術であるSOINNの話をわかりやすく説明していただいた。転移学習やPIRF(動いているカメラから、とまっているものと動いているものを見分ける技術)などの説明は、とても興味深かった。ロボットが普通に店で変える時代が本当に来るのかもしれないと感じさせる内容で、今後の成果をとても楽しみです。

次に、スーパーコンピュータTSUBAME2.0の見学。
かつて世界一を誇り、今でも省電力を誇るスーパーコンピューターTSUBAME2.0の説明の後、TSUBAME2.0見学。
説明のときのモニターがすごく大きくて驚いた。東工大生がTSUBAME2.0を使用して研究できるのは、すばらしい環境だと思う。TSUBAME2.0をマジかに見学できたのは、貴重であった。スパコンもリースであることを知りました。

最後に、工大祭の見学。
工大祭の日に同時にオープンキャンパスが行われていて、研究室の見学や説明を聞くことができた。情報系の研究室をいくつか見学させていただいた。この会の始まる前にもいくつか見学したり説明を聞き、TSUBAME2.0の見学の後にも見学や説明を聞くことができ、とても勉強になり、また刺激になった。主に院生の方が説明してくれたが、丁寧に対応して質問にもしっかり答えてくれた。この場を借りて感謝申し上げます。ありがとう!

今回の研究会は参加者20数名で、私を含む3名が他県からの参加であった。
東工大に着いたときは大雨でどうなるのかと思ったが、午後から雨が上がったのはラッキーであった。

この研究会に参加できたことで貴重な経験をすることができました。研究会に参加させていただいたことに感謝します。

参考サイト
SOINN
http://haselab.info/soinn.html
TSUBAME2.0
http://www.gsic.titech.ac.jp/tsubame2

2011年10月16日 (日)

日本情報科教育学会第4回全国大会2日目

今日も畿央大学で行なわれている日本情報科教育学会第4回全国大会に参加させていただいた。朝から天気が良かった。

2日目の今日は、午前に一般発表、午後から総会と基調講演と招待講演とパネルディスカッションがに参加した。一般発表は昨日同様にAからD会場に分かれて行われた。
始めはD会場、次からB会場で発表を聞いた。発表12分はやはり短い。5名の方の発表を聞くことができ、とても参考になった。特に調査結果の報告は新たな視点を身につけることができるので、とても勉強になる。中国の王さんの発表を聞けたのも貴重であった

20111016jaeis1

基調講演は、この学会の会長ので電気通信大学大学院 岡本 敏雄先生による「民主主義的国力の涵養と情報教育 -新たな学力の創造-」でした。「第三の敗戦」という見出しがあった。敗戦という言葉でよいのか気になった。前のほうにいたがスライドが良く見えなかった。

招待講演は、文部科学省生涯学習政策局参事官 新井 孝雄氏による「教育の情報化に対する文部科学省の施策」でした。スライド資料が印刷されて配布されたのは助かる。学習にICTを活用した場合のほうがないよりも効果があると報告。生きる力と情報活用能力。デジタル教科書についても説明あり。スライド資料を見たが、ディジタルではなくデジタルと表記されていた。ディジタル教科書と表記されたものを見たことがない。学びのイノベーションとフューチャースクール。情報活用能力向上プロジェクトのデータが教育課程改定時の検討の資料に活用予定などの説明もあった。

パネルディスカッションは「情報教育における教育の情報化」というタイトルで行なわれた。司会は早稲田大学 筧 捷彦先生、話題提供は文部科学省初中局視学官 永井克昇氏、パネリストに九州工業大学 西野和典先生と羽衣学園中高等学校 米田謙三先生でした。
永井先生の話で覚えておきたいのは義務教育には情報教育を狙いとした教科はないということである。やはりと思うが日本の未来は大丈夫だろうかと思う。次の教育課程では遅くないか。
西野先生の中学に情報科3単位新設、高校は4単位に増は大いに賛成である。ただ4単位だとコンピュータ室が2つはほしい。
米田先生の話は少し違う世界の話のようだが、でもICTを積極的に使い国際交流に役立てている事例はすごいというかすごすぎる。
ディスカッションは白熱して時間が少しオーバーした。帰りの時間もあり、閉会式をしないまま終わってしまった。
その後永井視学官に質問をしたところ、良い返答をいただいた。聞いた甲斐があった。気持ちよく自宅へ帰ることができる。ジョーシンでのスライドは少し変更が必要だがそんなことはたいしたことではない。

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日本情報科教育学会第4回全国大会の関係の皆様ありがとうございました。
次回は信州大学工学部で2012/6/16~17に行なわれる。ぜひ次回も参加したい。

2011年10月15日 (土)

日本情報科教育学会第4回全国大会初日

今日2011/10/15(土)から16(日)まで畿央大学で行なわれている日本情報科教育学会に参加させていただいた。天気が心配であったが、畿央大学に着くまで傘をさすことがなかった。
畿央大学は建物も新しいようで、とてもきれいな大学であった。

20111015jaeis1

初日の今日は一般発表と企画セッションに参加した。一般発表はAからD会場に分かれて行われた。
D会場の発表を聞いた。発表もさせていただいた。発表12分はやはり短い。でも私を含めた5名の方の発表をするにはこれ以上長くできない。4名の方の発表が聞けたのでとても参考になった。松本大学の室谷先生がスクイークEtoysを活用した事例を聞くことができたのはとても参考になり刺激になった。東海大学付属高校では「情報の科学」が大学の方針で必修にするということになったというのはいい傾向だと思う。高校でJavaやC#を教えているというのはすごいと思った。
企業セッションでは「情報科教育の発展のために -中学・高校・大学の接続とその新たな学力の涵養-」という長いタイトルで、とてもこの時間内でまとまる話ではない。小泉先生が話していた大学が個別に入試に入れてその数を増やしてから、センター入試の科目に教科「情報」に入れるというのは、その通りだと思う。たかが2単位の教科にあれやこれや求めてはいけない。まずは、情報を教えたいと思う方を教員に採用するか情報の専任にして、情報を教える体制の強化することが必要ではないか。そのためにも増単位にすることが必要だ。

懇親会は大学構内で行なわれた。ご当地ものあり、料理はおいしくとても量があった。

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参加者は公式発表は聞いていないが、約150名らしい。全国高等学校情報教育研究会より少ない。

このブログがアップを当日できなかったのは、EMの端末を会場に忘れてしまったからです。EMがないことにホテルについてから気が付いた。気になってよく寝れなかった。見つけられてよかった。
ネット端末は端末機のことでなく、人のほうかもしれないと思う。

2011年10月13日 (木)

2コマ連続か1コマを2回か

選択の情報Cを2年は週1回2コマ連続で、3年は週2回1コマずつで時間割が組まれている。
2コマ連続のほうが、パソコンの立ち上げや移動時間などを考えると効果的なのかと考えていたが、その授業のある日が行事や休日などで授業がないと2週間後に授業があることになる。間隔があきすぎるのは授業の連続性を考えると好ましくない。今プレゼンの発表をしているが、1コマ授業なら1人5分かけても6人ほどは発表できる。ところが2コマ連続だと10名ほど発表になりさすがに人数が多すぎるように感じる。3年生は全員の発表が終わったが、2年生は行司などの影響で授業時数が少なかったので、中間考査をはさんで今月いっぱいかかる。
仕方がないが、中間考査があるとまた授業の間隔があく。

今困っているのは、火曜日に2年の2コマ連続の情報Cがあるときに、今後今年中に2回は出張があることだ。選択科目であるので他の教科との組み合わせで授業交換は不可能である。こまったなあ。

2単位でなければこんな問題も起きないのだが。

2011年10月11日 (火)

必修の「情報B」と選択「情報B」

前任校では選択で「情報B」を指導していた。多くの時間をプログラミング学習にあてていた。VB.NETを使用していたが、コードをただ打つだけで手いっぱいな生徒もいるので、どうしたらよいかと悩んでいるときに、スクイークEtoysを活用した実践例を知り、自分でも10時間ほどスクイークEtoysを活用した実践した。スクイークEtoysを活用したことでフローチャートの指導までスムーズにできることがわかった。

今年度転勤し、必修で「情報B」を指導している。2学期になりスクイークEtoysを活用してプログラミング学習を指導している。昨年同様な授業展開を考えていたが、進むペースが遅くなっている。昨年の授業展開は速かったのでは感じている。今フローチャートの指導に入っているが、もう少し生徒に考える時間を取らせたい。でも予定より遅れているので、そんなに時間がかけずに前に進みたいというジレンマがある。指導する内容を厳選して、生徒にあった無理のない授業展開ができるよう工夫しなければと感じている。

ソフトウェアを使って指導する限り、ソフトウェアの使い方がわからずそこで戸惑う生徒がいる。スクイークEtoysは少しクセのあるソフトウェアである。でもコードを打つことなくプログラミンできる環境を提供してくれるすばらしいソフトである。

もし「情報B」が3単位だったら、ゆとりを持って指導できるのにとも感じる。

2011年10月 9日 (日)

センター試験に教科「情報」を!?

教科「情報」はほとんど入試科目と採用されていない。もちろんセンター試験の科目にすらない。では、なぜ入試科目にないのだろうか。原因の1つに「2単位」しかないことがあげられる。2単位で実習を含む科目がセンター試験に入ると考えることに無理があるのではないか。

それに2015年までセンター試験を残こしてよいのか。もういい加減20世紀から続く入試制度は見直したほうが良いのでは。私学では入試による入学者の割合も減っている。少子化なのに、大学の数は増えた。センター試験が始まった当時とは社会が変わっている。大学入試にはほとんどが正解がある。でも世の中には答えのないことばかりである。ちょっと話がそれた。

センター試験に教科「情報」が入試科目にないことで教科「情報」軽視されていることは間違いない。でもセンター科目に入れることが正解とは限らない。

このブログを書こうと思った理由は、日本情報科教育学会ニューズレターに掲載されていた「大学入試センター試験の出題科目についての要望(2)」を目にしたからである。特に気になったのが今回追加された理由で、

6.情報・情報技術に対する理解が,緊急時にはとくに,個人の命運を左右するまでの存在となって来ている。

とあるからである。命運の左右とセンター入試は関係ないのではないか。命運に係るなら教科「情報」を義務教育にいれるのが先ではないだろうか。だが、義務教育は教育課程が新しくなったばかりである。タイミングが良くない。

共通教科「情報」がセンター試験に入ったとしても早くて2015年のことだ。2015年の入試制度はどうなっているのだろうか。

参考サイト
日本情報科教育学会ニューズレター 第12号 (2011年10月7日発行)  Vol_11 PDFファイル
http://jaeis.org/pdf/newsletter/201110.pdf

2011年10月 6日 (木)

ケータイ事故

今日仕事をあきらめて早めに帰宅した。NHKのクローズアップ現代を久々に見た。
タイトルが「“ケータイ事故” 駅のホームでいま何が」でした。
ケータイを見ていた男性が点字版の上でとまったことで、その後ろをあるいていた弱視の方が、その人を避けたことでホームから落ち肋骨を折る怪我押したことが最初に紹介された。
ケータイやスマートフォンを見るのは駅などの待ち時間などが多いことや、ケータイやスマートフォンでは絶えず画面が変化するので、注意が画面に集中してまわりに注意がいかなくなることなどを紹介していた。
私もつぶやくようになってから、もしスマートフォンを持っていたら待ち時間などにtwitterを見てしまうと思う。そして人の流れを気にせずと待ってしまい障害物になってしまうかもしれないと思った。
やはり、スマートフォンは買わないでおこうかと思ってしまった。ケータイではケータイサイト以外接続しないようにしている。悩むなあ。つぶやくようになってから、twitterを見るのに時間をとられている自分に気がつくし、でも大切な情報源でもあるし・・・。

今日は午後から防災訓練だった。テント内に煙が充満したの中を移動する経験を生徒に混じってしたが、煙で真っ白で何も見えず、手でテントを触りながら出口まで出たが、視覚がないことの恐ろしさを感じたばかりだったので、その意味でもキュ欧のクローズアップ現代は気になりました。

今日、スティーブ・ジョブズ氏が亡くなったを知り、びっくりしたしショックでもあった。それとなぜ、昨日iPhone4Sを発表した次の日なのかと考えてしまった。授業で生徒にスティーブ・ジョブズ氏が亡くなったことを話しても反応が薄かったのが予想外だった。
もう10年ぐらいはジーパンをはいていないなとジョブス氏の画像を見ながら思った。

参考サイト
“ケータイ事故” 駅のホームでいま何が
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3104
スティーブ・ジョブズ氏、56歳の生涯
http://wired.jp/2011/10/06/%e3%82%b9%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%83%96%e3%83%bb%e3%82%b8%e3%83%a7%e3%83%96%e3%82%ba%e6%b0%8f%e3%80%8156%e6%ad%b3%e3%81%ae%e7%94%9f%e6%b6%af/
プレゼンで見るジョブズ氏の軌跡(動画)
http://wired.jp/2011/08/26/%e3%83%97%e3%83%ac%e3%82%bc%e3%83%b3%e3%81%a7%e8%a6%8b%e3%82%8b%e3%82%b8%e3%83%a7%e3%83%96%e3%82%ba%e6%b0%8f%e3%81%ae%e8%bb%8c%e8%b7%a1%ef%bc%88%e5%8b%95%e7%94%bb%ef%bc%89/?utm_source=twitter&utm_medium=20111006

2011年10月 5日 (水)

スクイーク検定

情報Bの授業でスクイークEtoysを利用して、早いクラスでは1センサーでのライントレースを遅いクラスでは星の移動を指導している。

スクイークEtoysにプチ検定があること思い出し、スクイーク検定で検索したら、Squeak検定というページにヒットした。

ためしにやってみた。1回目は3問中1問間違えてしまった。2回目は同じ問題なので全問正解した。この検定を試したのは私だけだと分かった。

私が探したかったのは、「みんなでたのしくスクイーク」のサイト内にあるプチ検定であった。ver2.1になっていた。こちらは問題数6問でした。

参考サイト
プチ検定(スクイークEtoys3.0がインストールされていないと動きません)
http://etoys.jp/kentei/kentei01.html
Squeak検定
http://www.kentei.cc/k/909029/

2011年10月 1日 (土)

マシュマロテスト(THE MARSHMALLOW TEST)

2011/09/15のWIRED.jpの記事に、次のようなものがあったので忘れないようにこのブログに残しておきたい。
「我慢できる人」は脳が違う?

この記事によると、まずマシュマロテストとは、4歳児を小さな部屋に招き、マシュマロをおいた机の前に座らせる。4歳児に「いま食べてもいいけれど、15分間待つことができたらもうひとつマシュマロをあげるね」でも、「途中で食べたくなったら、ベルを押せば食べられる(もうひとつのマシュマロは無しになる)」と伝えて、4歳児一人の状態にして4歳児がどのような反応を示すかというに実験のようです。米国の心理学者ウォルター・ミシェルが1968年に行ったが始まりのようです。

その結果が4歳児たちの耐えることのできた時間が2分で、参加者のうち約25%が、15分間我慢できたとのことである。この記事の面白いのは、この実験から12年後(16歳)に被験者約600名の保護者などに対し、被験者の日常についての調査をしたことである。1分以内にベルを鳴らした被験者は問題行動を抱える率が高く、15分待てた被験者は30秒しか待てなかった被験者よりAT(大学進学適性試験)のスコアが平均して210点(2400点満点?)高いということである。人生の成功にはIQよりもセルフ・コントロールのほうが重要らしいということが明らかになっているそうです。

そして、被験者24名の脳をスキャンしながらゴー・ノーゴー課題を行った結果、我慢できた被験者の下前頭回の活動量の増大を示し、(下前頭回は、衝動を制御し、望ましくない行動を抑制することに関与する脳の領域だそうである。)、腹側線条体の領域の活動量が増大したそうです。(腹側線条体は、コカインからマシュマロまで、さまざまな報酬の処理に関与していると以前から考えられている領域だそうです。)
脳の違いまで明らかになったのは興味深いです。

それにしてもアメリカ人はなぜマシュマロがあんなにすきなのでしょうか。動画を見て不思議に思った。

たとえば、今ケータイを買うともう1台付いてくるとか、今新規でケータイを契約すると無料になるとか、誘惑するものはいろいろ存在する。誘惑や衝動に負けずによく考えて必要なものを計画的に購入したいものである。

参考サイト
「我慢できる人」は脳が違う?
http://wired.jp/2011/09/15/%E3%80%8C%E6%88%91%E6%85%A2%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%80%8D%E3%81%AF%E8%84%B3%E3%81%8C%E9%81%95%E3%81%86%EF%BC%9F/
SAT (大学進学適性試験) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/SAT_%28%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%80%B2%E5%AD%A6%E9%81%A9%E6%80%A7%E8%A9%A6%E9%A8%93%29

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