日本情報科教育学会第4回全国大会2日目
今日も畿央大学で行なわれている日本情報科教育学会第4回全国大会に参加させていただいた。朝から天気が良かった。
2日目の今日は、午前に一般発表、午後から総会と基調講演と招待講演とパネルディスカッションがに参加した。一般発表は昨日同様にAからD会場に分かれて行われた。
始めはD会場、次からB会場で発表を聞いた。発表12分はやはり短い。5名の方の発表を聞くことができ、とても参考になった。特に調査結果の報告は新たな視点を身につけることができるので、とても勉強になる。中国の王さんの発表を聞けたのも貴重であった
基調講演は、この学会の会長ので電気通信大学大学院 岡本 敏雄先生による「民主主義的国力の涵養と情報教育 -新たな学力の創造-」でした。「第三の敗戦」という見出しがあった。敗戦という言葉でよいのか気になった。前のほうにいたがスライドが良く見えなかった。
招待講演は、文部科学省生涯学習政策局参事官 新井 孝雄氏による「教育の情報化に対する文部科学省の施策」でした。スライド資料が印刷されて配布されたのは助かる。学習にICTを活用した場合のほうがないよりも効果があると報告。生きる力と情報活用能力。デジタル教科書についても説明あり。スライド資料を見たが、ディジタルではなくデジタルと表記されていた。ディジタル教科書と表記されたものを見たことがない。学びのイノベーションとフューチャースクール。情報活用能力向上プロジェクトのデータが教育課程改定時の検討の資料に活用予定などの説明もあった。
パネルディスカッションは「情報教育における教育の情報化」というタイトルで行なわれた。司会は早稲田大学 筧 捷彦先生、話題提供は文部科学省初中局視学官 永井克昇氏、パネリストに九州工業大学 西野和典先生と羽衣学園中高等学校 米田謙三先生でした。
永井先生の話で覚えておきたいのは義務教育には情報教育を狙いとした教科はないということである。やはりと思うが日本の未来は大丈夫だろうかと思う。次の教育課程では遅くないか。
西野先生の中学に情報科3単位新設、高校は4単位に増は大いに賛成である。ただ4単位だとコンピュータ室が2つはほしい。
米田先生の話は少し違う世界の話のようだが、でもICTを積極的に使い国際交流に役立てている事例はすごいというかすごすぎる。
ディスカッションは白熱して時間が少しオーバーした。帰りの時間もあり、閉会式をしないまま終わってしまった。
その後永井視学官に質問をしたところ、良い返答をいただいた。聞いた甲斐があった。気持ちよく自宅へ帰ることができる。ジョーシンでのスライドは少し変更が必要だがそんなことはたいしたことではない。
日本情報科教育学会第4回全国大会の関係の皆様ありがとうございました。
次回は信州大学工学部で2012/6/16~17に行なわれる。ぜひ次回も参加したい。
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