人の記憶は変質する
ITmediaで気になる記事を見つけたのでこのブログに残しておきます。
タイトルは「Googleで人の記憶は変質する――米心理学者が発表」
検索エンジンを利用するようになり、人は情報そのものではなく、どこで情報を入手できるかを記憶するようになってきていると、コロンビア大学の心理学者が論文で発表した。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1107/15/news062.htmlより引用
私は自分のケータイ電話番号を記憶していない。ケータイを開いてプロフィールを見ればわかるからで、覚える気がないので、ケータイ番号を聞かれるとすぐ答えられない。
この記事の中で、人間の脳は、友人や家族、同僚などに尋ねれば答えが分かることについては記憶しようとしないで他者の記憶に頼る方法を心理学では「交換記憶(Transactive Memory)」と呼ぶとある。
Microsoft Officeが2003から2007になりリボンを利用したことで、交換記憶したものが役に立たずに、いらいらすることを思い出した。
今やネットにつながる情報端末は、PCだけではなくケータイやスマホそしてゲーム機やテレビなどたくさんある。情報をどう手に入れられるかわかれば、物事を暗記せず暗記した場所を思い出せばいいことになる。
そうすると情報を鵜呑みにせず、情報の信ぴょう性を自ら判断できる能力がますます重要になったことになる。
人が自らの足で移動するだけでなく普通に交通手段を利用するようになったように、
人が自ら記憶するだけでなく普通に記憶メディアを活用するような時代になったということなのでしょう。
これは大きな変化だと感じます。
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