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情報教育関連のブログ

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2011年6月

2011年6月29日 (水)

デジタル読解力は4位 その2

昨日のブログで2009年6月から7月に行われたPISAの結果についてふれたが、今日の読売新聞でもPISAに関する記事が当然あったが、その見出しが気になったので、このブログに残しておく。

1面に続き38面での記事の見出しが「「学校でネット」を使うほど得点低く」であった。
記事を読むと、学校でのコンピュータを使う時間が長くなると、逆に得点が下がる傾向が明らかとなったと書いてある。
「コンピュータを使う時間」イコール「ネットを使う時間」とこの記事を書いた人は思っているのだろうか。それに日本は19カ国の中で、コンピュータの使用率は最下位である。
この記事の中で、OECD教育政策特別顧問のアンドレア・シュライヒャー氏の言葉が引用されている。

機器の使用が増えれば能力が上がるわけではない。有効な授業方法を作ることが重要である。

当たり前であるが重要なことでもある。でもこの言葉の出所は不明である。
この記事を読んだ方が、情報教育などいらないと勘違いしないことを期待したい。

OECD東京センターの記事から、読売新聞の記事はおかいしことがわかった。

しかし、学校でのコンピュータ使用が成績にほとんど影響を与えないのに対し、自宅での使用は成績により明確な影響を及ぼします。学校にいる生徒を支援するため、コンピュータの使用をカリキュラムに組み入れるとともに、教師が授業でコンピュータを使用し生徒の学習を手助けできるよう教師の訓練への投資を増やすべきであると報告書は指摘しています。
http://www.oecdtokyo.org/theme/edu/2011/20110628pisadigital.htmlより引用

また毎日新聞の記事では、東京都の能城先生のコメントと千葉大学の藤川教諭のコメントと白鴎大学教育学部長の赤堀侃司教授のコメントが載っている。

2009年のPISAの調査結果について、資料などを読んでわかったことなど、このブログに後日残しておきたい。

参考サイト
デジタル読解力に関する新たなPISA調査結果の発表:トップは韓国
http://www.oecdtokyo.org/theme/edu/2011/20110628pisadigital.html
デジタル読解力:日本4位 首位は韓国、2位NZ--OECD調査
http://mainichi.jp/life/today/news/20110629ddm012100004000c.html
デジタル読解力の平均得点」日本は4位
http://response.jp/article/2011/06/29/158709.html

2011年6月28日 (火)

デジタル読解力は4位、コンピュータ使用率は最下位

2011/6/28に、2009年に行われた経済協力開発機構(OECD)の第4回国際学習到達度調査(PISA)の中で行われた「デジタル読解力調査」が、調査を希望した19カ国・地域の中で、韓国が1位、ニュージーランドが2位、オーストラリアが3位に続き、日本が4位になったことをしった。
「デジタル読解力調査」は、従来型の筆記型の「生徒の国際学習到達度調査」に、2009年に65カ国・地域の15歳を対象に、約47万人が参加した調査と同時に希望した国・地域に初めて行われたようである。
日本からは109校の高校1年生3400人が参加したそうです。

 調査問題は、ブログの書き込み内容を読んだ上で、その内容に合うものを選択したり、画面上から別のサイトに移動して解答するものがある。従来の読解力に加え、ホームページへのアクセスや電子メールの送受信、ウェブ掲示板への書き込みなどの知識や技術も必要で、ネット上の情報の取捨選択も問われる。

 点数の分布では、日本は成績下位の408点未満が6・7%と少なかったものの、553点以上の上位層も33・9%と少なく中位層が厚かった。1位の韓国は下位層1・8%で上位層が61・2%だった。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110628/edc11062820350002-n1.htmより引用

一方、表計算ソフトによるグラフ作成は平均を下回った。国語、数学、理科の各授業でコンピューターを使っている生徒の割合はOECD平均でそれぞれ26%、15.8%、24.6%だったのに対し、日本は1%、1.3%、1.6%と参加国・地域の中で最低で、一定の課題も残した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011062800930より引用

上の記事より下の記事のほうが気になる。
国数理とも、1%台とは見事としか言いようがない。
今年度は情報専任であるが、もし数学も再び担当できたら、またコンピュータ室で授業をしてみたいと考えている。勤務校が変わり、コンピュータ教室の空き時間などの関係から、数学でのコンピュータ室での授業はできても数えるくらいになるかもしれないと思う。ほとんどの学校にパソコン室が1つでは、情報以外でコンピュータ教室を使うのは難しいだろうし、使うにしてもそれなりに準備の時間や労力が必要になるし、年間の計画にどう入れるのかも難しい問題である。

表計算ソフトでグラフも作成できなくては、上級校に行ったときや職場で困ると思うのだが。
教科「情報」で教えるべきことを絞ってほしいと感じます。

参考サイト
デジタル読解力、日本4位 パソコン画面で計測…トップは韓国
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110628/edc11062820350002-n1.htm
日本の読解力、デジタルでも上位=コンピューター使用率は最低-PISA
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011062800930

2011年6月21日 (火)

「京」がスパコン1位でよかった

昨日2011/6/20から、理化学研究所と富士通が共同開発したスーパコンピュータ「京」が、TOP500リストで第1位を獲得した事がニュースで流れている。204年11月の「地球シミュレータ(NEC)」以来の7年ぶりのことになる。

Linpackベンチマークで8.16PFLOPS(ペタフロップス)という世界最高性能を、計画の80%で達成した。それまでのTOP500リストの1位が、2.6PFLOPSの性能を達成した中国のスーパーコンピュータ「天河一号A(Tianhe-1A)」であった。

GPUの搭載や8コア内臓で138GFLOPSのプロセッサなどの技術採用していて、エネルギー効率も良いとのことである

理化学研究所計算科学研究機構の平尾公彦機構長は「世界一を達成したことはうれしく思っているが、世界一であることが重要なのではなく、どんな成果を出すかが重要だ。『京』を使って社会に貢献していきたい」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110621/t10013672841000.htmlより引用

世界1位になったからこの言葉の意味は深いと感じる。
明るいニュースでとてもうれしい。

参考サイト
TOP500
http://www.top500.org/
「京」がTop 500のトップに、7年ぶりスパコン世界1位の座を奪還
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1106/20/news119.html
なぜ「京」がスパコン1位を獲得できたのか
http://eetimes.jp/ee/articles/1106/21/news110.html
世界一のスパコン「京」公開
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110621/t10013672841000.html

教育実習生からの手紙2011

昨日教育実習生から手紙をいただいた。2ページにも渡る手紙でうれしいことである。教育実習を引き受けてよかったと感じる。ありがとう。

20110621tegami

教育実習生がきてくれたおかげで充実した3週間を送ることができた。今後も情報で教育実習生を担当できたらと思う。

あと2週間で教員採用試験が始まる。教員を目指す皆さん頑張ってください。
高校、大学で情報を学んだ若い教員が多く採用されることを期待している。

2011年6月20日 (月)

カーナビ誤作動

今日は荷物が多く、天気も心配であったので車で通勤した。
6時50分すぎに帰宅しようと、車に乗るがカーナビが現在地を指してくれない。カーナビはいつも北が上になるように表示しているのだが、進む方向も間違えている。
どうもGPSの通信がうまくいっていないようである。GPSの文字がついたり消えたりする。
GPSの文字がついたときにカーナビの場所が正しくなったりしたが、車の向きまでは正しく表示してくれなかった。7時10分ぐらいになるとGPSの文字が表示され、カーナビが場所も向きも正しく表示されるようになった。
なぜだか不思議だったが、雲が厚かったからかもしれない。カーナビの誤作動を見ていて、クジラなどが座礁するニュースを思い出した。車はカーナビがなくても人間の目で見て運転ができるので、カーナビが間違っていれば気が付く。カーナビはその後帰宅するまで誤作動を起こさなかった。
家に帰り録画したテストの花道を見ていると、サッカー選手にGPSをつけて試合をし、選手が動いた距離や平均の速度などを選手とベン部員で比較していた。GPSのおかげで我々の生活はとても便利になっていることに改めて気づく。

2011年6月12日 (日)

第53回ICTE情報教育セミナー in 早稲田

今日早稲田大学西早稲田キャンパスで行われた第53回ICTE情報教育セミナーに参加させていただいた。
セミナーのプログラムは、開会挨拶の後、
関西大学の黒上 晴夫先生の講演「高等学校における情報教育の役割を考える」、
次に教員7名と民間会社の3名による「ポスターセッション」、
そして、東京農工大の辰己 丈夫先生と東北学院大学の稲垣 忠先生と文教大学の今田 晃一先生の3人のパネリストと武蔵大学の中橋 雄先生の司会によるパネルディスカッション「教科「情報」のデジタル教科書・教材を考える」、そして閉会挨拶と盛りだくさんの内容の濃いセミナーであった。

黒上先生の講演を聞いて、小中高のいろいろな科目に情報教育が入っていることに改めて気づく。でも指導する体制や環境がなければ、絵に書いたもち状態であると感じた。大学で情報の受験を入れるためには、中学に教科「情報」を設けて、高校で入試科目に入れることができれば、大学でも入試科目に入りやすいような気がしました。入試科目にするかは別にしても、義務教育で教科「情報」を学習できれば、国民の利益にもなると考える。
20110612kouen

ポスターセッションでは、前半発表者をさせていただいたので、後半のグループを見せていただいた。ポスターセッションは発表者との距離が近く、また高校の先生の発表が多くとても勉強になる。
五十嵐先生の発表では、実際に生徒役になって発表内容を体感しながら理解でき、すぐにでも取り入れてみたい内容であった。アルゴロジックも新しくなるようで、とても楽しみである。東北学院中学高等学校の井口先生の発表内容は、とても勉強になりそして衝撃的であり考えさせられた。
20110612posuta

パネルディスカッションでは、3者の方がそれぞれの立場でデジタル教科書について話をされた。とても勉強になった。、ディジタルネイティブとタブレット端末や教育用ラップトップパソコンは親和性が高いと思うので、問題は教師側と環境整備にかかる費用・時間などかと思った。
20110612paneru

震災後始めて参加させていただいたセミナーであり、いろいろな方と顔を合わせた情報交換ができたことが良い財産になった。セミナーを開いていただいた県警の方々に深く感謝します。

参考サイト
第53回ICTE情報教育セミナー in 早稲田
http://www.icte.net/seminar/detail/141.php

2011年6月11日 (土)

教育実習期間終了

今日で3週間の教育実習期間が終了した。
長かったようなあっという間だったような3週間であった。
もう教育実習生がいなくなるのかと思うと寂しい思いである。
教育実習生の方たちから良い刺激を受けることができた。

着任したばかりの職場での教育実習生を担当したので、要領がわからず迷惑をかけたり、助けられたりしながらの3週間であった。かなり疲れました。
実習生が各授業終了時におこなったアンケートから、興味深い結果が出そうな気がしています。近いうちにまとめてこのブログで軽く触れられたらと思います。

来年は教科「情報」で教育実習生が来るかわからないが、自分が情報を教えた生徒が教育実習に来て直接担当したことはないので、その日がいつか来ることを願いたい。

教育実習期間が終了したが、まだ事務的な仕事が残っている。明日の準備や来週からの授業の準備もしなければ・・・。

今日で震災から3ヶ月だ。速く復興に向けた行動が進むことを期待したい。

2011年6月 9日 (木)

色の3原色の教材

色の3原色についての教材を、東京都のS先生の実践をヒントに、教育実習生が用意し授業の中で活用しましたので、その紹介をします。

まずCMY3色のセロハンをそれぞれ書画カメラで写し、生徒に見せる。
つぎに、それぞれ2枚筒を重ねるとどうなるかを考えさせて、生徒に予想させた後実際に、書画カメラで写しながら色を確認する。そして3枚をあわせるとどんな色になるかを考えさせて、生徒に予想させた後実際に書画カメラで写しながら色を確認する。

20110608cmy

そして、CMYに分解したどっとマリオをそれぜれ書画カメラで写した後重ねてみせる。生徒がとても興味を持って中間モニタを見ている。どっとマリオは教育実習生がどっと絵の実習で作成した教材です。

20110608mario

アナログの教材はとても有効である。とても良い教材だとおもうので、自分でも作成してみようと思う。

2011年6月 8日 (水)

World IPv6 Day

今日2011/06/08の09:00から6/9の08:59まで、サービスの提供者が一斉に24 時間限定で自社のサービスをIPv6 対応にして、影響がでるかを探るそうである。

World IPv6 Day は Internet Society(ISOC)が参加を呼びかけている世界規模のトライアルです。IPv4 アドレス枯渇期を迎えたことを受け、IPv6 によるサービス提供に問題がないことを確かめ、問題があった場合にはそれを共有し、今後の課題解決に役立てることが目的です。
http://www.jaipa.or.jp/ipv6day/index.html#no_1より引用

職場でも自宅でも試したが、残念ながら
「IPv6 アドレスが検出されませんでした」に終わってしまった。
次のようなテストがおこなわれたことだけ確認ができた。

  • IPv4 DNS レコード
  • IPv6 DNS レコード
  • デュアルスタック DNS レコード
  • デュアルスタック DNS と大きなパケット
  • DNSを利用しないIPv4
  • DNSを利用しないIPv6
  • IPv6 ラージパケット
  • お使いのプロバイダのDNSサーバのIPv6の利用状況

昔はIPv4だったよねという日が無事に来るのだろうか。

参考サイト
World IPv6 Day
http://www.jaipa.or.jp/ipv6day/index.html#no_1

あなたの IPv6 接続性をテストしましょう。
http://test-ipv6.jp/
IPv6
http://www.akamai.co.jp/enja/ipv6
世界規模のIPv6試験「World IPv6 Day」がついにスタート、400を超える企業や組織が参加中
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20110608/361162/?ST=network
「World IPv6 Day」、問題が出る可能性のある製品/サービスは
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20110608/361179/?ST=network

2011年6月 5日 (日)

20 THINGS I LEADED ABOUT BROWSERS AND THE WEB

グーグルが2011年6月3日に、Webブック「20 Things I Learned About Browsers and the Web(ブラウザやウェブについて知っておきたい20のこと)」の日本語版を公開したことを知りました。Google Chrome チーム(イラスト: クリストフ・ニーマン)2010 年 11 月に作成されたものを日本語版にしたようです。

20110605webbook

まえがきのあとに続く、20のタイトルとサブタイトルは次のとおりです。

1.インターネットとは
  君がトマトなら僕は TCP/IP(You Say Tomato, I Say TCP/IP)
2.クラウド コンピューティング
  なぜノートパソコンがトラックにつぶされても大丈夫なのか
3.ウェブ アプリ
  生命、自由、およびアプリの追求
4.HTML、JavaScript、CSS...
  AJAX はもう他人事じゃない
5.HTML5
  最初は <video> タグなんてなかった
6.ブラウザでの 3D
  奥行きのあるブラウジング
7.ブラウザ叙情詩
  古いブラウザ vs. 新しいブラウザ
8.プラグイン
  チーズピザにはペパローニ
9.ブラウザの拡張機能
  ブラウザをパワーアップ!
10.ブラウザの同期
    なぜノートパソコンがトラックにつぶされても大丈夫なのか(その 2)
11.ブラウザの Cookie
  覚えててくれてありがとう
12.ブラウザとプライバシー
  ブラウザでプライバシーを守るためのいろいろな選択肢
13.不正なソフトウェア、フィッシング、セキュリティ リスク
  鳴き声はアヒルだけど実はアヒルじゃない
14.最新ブラウザでの不正ソフトウェアとフィッシングの防止方法
  ろくでなしに注意!
15.ウェブ アドレスをチェックして安全をキープ
  URL 名は体を表す
16.IP アドレスと DNS
  実体のない電話交換機
17.オンラインでの身元確認
  「○○さんでいらっしゃいますか?」
18.より速いウェブへの進化
  ウェブでの画像、動画、JavaScript の高速化
19.オープンソースとブラウザ
  巨人の肩の上に立つ
20.19 のことの次にくるのは...
  クラウドで過ごす一日

このWebブックは60ページあり、これだけの内容をしっかり理解してほしいということなのだろうか。
IPV4とIPV6については、このWebブックでは触れていないようで、IPアドレスはv4での表記があった。文字コードについても触れていないようである。
この本がアナログであれば、図書室に買ってもらうようお願いすることができるのだが。

参考サイト
20 Things I Learned About Browsers and the Web
http://www.20thingsilearned.com/ja-JP/home

 

2011年6月 3日 (金)

教育実習期間が2週終了

今日で教育実習期間の2週間が過ぎた。
教科「情報」の実習生の担当をしているが、とても刺激になり私の勉強にもなる。2週間がたち、来週には研究授業を控えているので、ゆとりのない状況が続きお互いに疲れてきた。この土日で英気を蓄えるとともに、準備をしっかりしておきたいものである。

20110603pcroom

実習生は緊張しながら授業をしているのだろうが、私よりずっと落ち着いてういるように見える。数学の実習生の授業も見たが、とても落ち着いていた。すばらしい。

話は変わるが、コンピュータ室は授業時間であいているときが少ないので、情報以外の教科で使用することはまずできない。でも教室でITを活用した授業を、ぜひ情報以外の実習生にしてほしいと勝手に思っている。見に行くことは無理でも、後で様子だけでも聞ければいいのにと思う。普通教室で、準備に時間がかからず、プロジェクターからスクリーンに写すだけでもできるような環境が、そろえばいいのにと思う。

2011年6月 1日 (水)

携帯電話の電磁波に脳腫瘍リスク

気になるニュースがあったので、いつものようにこのブログに残しておきたい。

世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)は5月31日、携帯電話の電磁波と脳腫瘍リスクについて過去の調査を評価した結果、携帯電話の電磁波による脳腫瘍リスクには「限定的な証拠(limited evidence)が認められる」とする結果を公表した。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1106/01/news045.htmlより引用

このIt mediaの記事を読んでも、どんな根拠で脳腫瘍のリスクがるのかよくわからなかった。

携帯電話から出る電磁波は非電離放射線と呼ばれ、X線とは異なるが、非常に出力の弱い電子レンジのような働きをする。

ロサンゼルスの病院に勤務する神経学の専門医キース・ブラック氏は「マイクロ波が放射されると、電子レンジの中の食品と同様に、言ってみれば脳が調理される」「がんや腫瘍ができるだけでなく、携帯電話を当てる部分には記憶を保持する側頭葉があるため、認識記憶機能などにも影響が及ぶかもしれない」と解説する。

WHOの発表に対して携帯電話業界は同日、「携帯電話ががんを引き起こすという意味ではない」との見方を表明した。携帯通信業界団体のCTIAは「(WHOの研究者は)何も新しい研究を行わず、発表済みの研究を見直したにすぎない」と批判している。
http://www.cnn.co.jp/world/30002926.htmlより引用

iPhone4の安全マニュアルでは15ミリ、ブラックベリー端末では25ミリ、体から話してほしいことがcnnの記事からわかる。ケータイから出る電磁波で脳が料理されては困るので、ケータイを体から話したら音が聞こえなくなる。かつてはケータイを持たずに小型のマイクのついたイヤホンでケータイを持たずに話している人を見かけたことがあるが、このごろ見かけなくなった。ケータイを持たずに話しているのは少し違和感があるからだろうか。

話は変わるが、今日は電波の日であることを思い出して、総務省のサイトを見ると記念式典は中止になったことが報道資料からわかった。報道資料から、脳とICTに関する懇談会 最終とりまとめの公表されたことをがわかった。報告書はp57からなりとても読んでいる余裕がないが、p7からなる概要を軽く見た。
概要は
1.脳情報通信研究開発の背景と重要性
  (1) ICTの現状と課題
      ①情報量の爆発的な増加
      ②人間の意図を機器に伝える手段の限界
  (2) 脳科学の発展とICTへの波及
  (3) 早急に取り組むべき研究領域
      ① 障害に強く超低エネルギー消費なネットワーク制御
      ② 脳活動情報によるPC・機器の制御
      ③ コミュニケーションの質の向上
2.具体的な研究開発項目
3.研究開発推進方策
4.倫理・安全面に関する検討
(参考)などから、構成されている。興味深い内容である。印刷して移動の電車の中などで読んでみたい。

今日でもう6月になった。6月とは思えない寒い日であった。

参考サイト
携帯電話の電磁波に脳腫瘍リスク WHO組織が指摘
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1106/01/news045.html
携帯電話の使用で脳腫瘍リスクが増大、WHO
http://www.cnn.co.jp/world/30002926.html
脳とICTに関する懇談会 最終とりまとめの公表
http://203.180.140.4/menu_news/s-news/01tsushin03_01000017.html

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