情報教育重視される
今回の京都大学のカンニング事件の受験者が逮捕された次の日から、
読売新聞では「ネット万能の闇 入試流出」上・中・下の特集を組んでいました。
今日のサブタイトルが、『「情報」教育重視されず』でした。
今まで情報教育をまじめに考えてこなかったつけが、今回のような悲しい形で水面上に出たわけと考えるが、高校で情報の授業をしっかり教えれば大丈夫だということに摩り替わらなければよいと感じます。
高校の情報は必履修で2単位しかないので、教えられる時間が限られているし、犯罪防止のためだけの授業ではないのですから。
今日の記事の中には教科書の画像の一部の載っています。
今回事件でなぜ監督者の責任について報道がないのか不思議に感じます。受験生は未成年、監督者は不正がないか監督するための成人です。もし私が監督であったら、防げたと自身を持っていえるわけでないが、報道が一方的過ぎるように感じます。
この件で茂木健一郎氏がtwitterで過激な意見を言っていることを知りました。私は、この事件の犯人として間違えて受験生の実名がネット上などで流れて、その高校が茂木氏の母校であったことが過激な書き込みの裏にあるように感じます。間違えられた人への名誉毀損はどうなるのでしょうか。
ところで、ネットは万能ではありません。ネットが万能でないことぐらい国民共通に理解してほしいものです。たとえば、読売新聞の「ネット万能の闇 入試流出」はネットでは今のところ見れません。
受験生の皆さんへ
入試のときは両手を机の上に上げて試験に望むのがよいでしょう。
人生は出身大学だけでは決まりません。どうしても大学名にこだわるなら、大学でまじめに勉学に励み、他の大学院に進学することもできます。
大学入学は、手段であって目的ではないことを忘れないでください。
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