アナログ教科書のゆくえ
今日、東京国際交流館で行われた平成22年度CEC成果発表会の「教育の情報化」推進フォーラムの2日目に参加した。500人ほどの方がいたように感じた。初日も参加したかったが、無理でした。
10:40から行われた全体会のタイトルが「デジタル教科書のゆくえ」で、違和感を持った。
今、音や画像はアナログな記憶は見かけなくなり、デジタルで記録することが当たり前になってきている。かつてCDが出たとき、音楽がダウンロードで手に入れられるようになり、CDより流行するとは考えていなかったと思う。
そんなに遠くない未来では、児童生徒は各自パソコン1台で授業を受け、教科書などのテキストはネットからダウンロードしていると予想する。そのときにはむかし教科書はアナログ(紙の書籍)だったことに驚く児童生徒がいるかもしれない。
デジタル教科書というネーミングがよくないと感じました。音を録音したCDをデジタルレコードとは言わないし、デジカメで使用するCFやSDを、デジタルフィルムとは言わない。
デジタル教科書ではなく、「教科書アプリ」とか「教科書ソフト」にするとか「○○テキスト」などの違う名前で呼ぶのがよいのかと感じた。
どんなパソコンでも、教科書アプリが動きますとか言えば、便利だなと感じてもらえると思うのですが。
いやおうなく今の社会はデジタル高速通信社会であり、情報端末が豊富にあり、今までの環境とは異なる。デジタル・ネイティブがこれからの社会を担っていくわけであるから、教育でデジタルツールを使うことが自然に感じます。
携帯電話が普及し始めたとき、電波が人体に与える影響を心配する声があったが、今はその声は表に出てこない。今はデジタル教科書が普及するのに心配する声があるが、普及して10年もたてばその超えは消えるように予想します。
デジタル教科書の普及には諸問題があるが、流れが変わるとは思えない。
参考サイト
CEC|平成22年度「教育の情報化」推進フォーラム
http://www.cec.or.jp/e2e/symp/22tokyo.html
DiTT デジタル教科書教材協議会
http://ditt.jp/
【DiTT インタビュー】田原 総一朗
http://www.youtube.com/watch?v=rg-kUZWqcb0
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