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2011年3月 2日 (水)

Are students ready for a technology-rich world?

2/21のこのブログで少し触れたが、中村伊知哉著・石戸奈々子著「デジタル教科書革命」という本を先週読んだ。
その中でこのブログに残しておきたいことがあった。PISA2003における調査から判明したことであるが、本を職場に忘れてしまい、検索してみたら当時一橋大学(現在大阪電気通信大学)の兼宗先生の記事にヒットした。

世界的な学力とコンピュータ利用調査

 日本の生徒の基礎的な学力については、経済協力開発機構(OECD)が 3年ごとに行っている国際学習到達度調査(PISA)が参考になります(PISAホームページ文部科学省によるPISA2003の要約)。 2003年に加盟国の15歳の生徒を対象にした調査では、日本は数学的リテラシーで2000年の1位から6位に、読解力も8位から14位に後退するなど、 いわゆる「ゆとり教育」を見直すきっかけになりました。しかし、科学的リテラシーは2位、問題解決能力も4位であるなど、現在も国際的な水準を維持してい ます。

 不思議と話題になっていませんが、同時に行われた情報機器の活用能力に関する調査「生徒は高度技術社会の準備ができているか?」(Are Students Ready for a Technology-Rich World? What PISA Studies Tell Us) では、15歳の生徒がコンピュータを利用する割合は、日本はOECDの加盟国中で最下位に近いレベルになっています。たとえば、「自宅で学校の勉強のため にコンピュータを使う生徒」は40%台で、40カ国中30位です。韓国やオーストラリアなどの上位10カ国が90%を超えていることに比べると、日本が極 端に低いことがわかります。 

さらに、「コンピュータをプログラミングのためによく使う」という割合は、米国で33%、OCED平均で23%ですが、日本はわずか3%と最下位になってしまっています。
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20061213/256768/
より引用

プログラミングを経験したことがある高校生は、クラスにいないかいても数人ぐらい状況であり、「コンピュータをプログラミングのためによく使う」という割合は、上昇していないのではないかと感じる。3%では危険である。
世の中には情報技術が日々進歩し、多くのものが自動化されて、ロボットも多種になった。それらはプログラムに従い黙々と活動している。プログラムの全てを知るのは難しいが、簡単なプログラミング体験するだけでも、ロボットや自動化された情報機器との接し方・見方が変わるように思う。

いまやいろいろなプログラミング環境が提供されているので、ぜひ頭の柔らかいうちにプログラミングを体験するとよいように思う。

参考サイト
デジタル教科書革命
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20101210/355114/
日本の情報教育と可能性
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20061213/256768/
Are students ready for a technology-rich world?
http://www.pisa.oecd.org/dataoecd/48/60/36002492.pdf
Dolittle
http://dolittle.eplang.jp/
スクイーク
http://etoys.jp/squeak/squeak.html
Scratch
http://scratch.mit.edu/
Viscuit
http://www.viscuit.com/

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