歌声合成ソフトの進化その1
今日のNHK教育の番組「サイエンスZERO」で「ヒット連発!!あのボーカルソフトの秘密」を観た。歌声合成システムがいかに人間の歌声に近づいていくのかがよくわかる番組で、とても勉強になった。忘れないようにこのブログに残していきたい。長くなりそうなので2回に分けます。
まず、歌声合成ソフトVocaloidの開発者剣持秀樹氏のインタビュー葉貴重であった。
コンピュータによってが奇異だけでなく歌声を作る時代が来ると10年間掛けてボーカルソフトを開発したとのこと。すソフトは日本語1文字を音の高さにあわせて入れると歌声が合成される。
「あさasa」は#a,a-s,s-a,a,a#の5つに分けて音を作ることで、人間の声に近くなる
人間の脳は耳から入った言葉の変化するところを聞いているそうである。
日本語を500音に分け二分類してこれをつなげることでどんな歌でもできるというからすごい。
今回のコメンテータは産業技術総合研究所の後藤真孝氏でした。
音の変わり方をどうコンピュータであらわすのか研究している。
ヒトは自然な音かどうかは今まで聞いた音で判断している。
ヒトは楽譜どおり歌っていない。音の高さが微妙に変化している。
ヒトの歌声の特徴(主に演歌の場合か)にプレパレーション・オーバーシュート・ビブラートがある。
VocaListenerというソフトを使い3つの特徴を再現すると、よりヒトがうたっとように聞こえる。
「HRP-4C未夢」で顔に表情を持たせながら、音声を流すとよりリアルに聞こえてくる。
すごいと思うし怖くも感じる。でもいこれが普通だと感じるようになっていくのかもしれない。
私は初音ミクもHRP-4C未夢にもあまり興味がなかったが、そう入ってられないのかもしれない。その裏にある技術がすごいのがよくわかった。
明日に続く
参考サイト
サイエンスZERO|これまでの放送
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp334.html
「VOCALOIDは人間の代用以上を目指す」 開発者語る
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1003/11/news053.html
「ワールドイズマイン、歌います!」 ヤマハ、“しゃべる”VOCALOIDロボ公開
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0910/06/news089.html
Vocaloid
http://www.vocaloid.com/jp/introduction.html
Masataka Goto's Home Page (in Japanese)
http://staff.aist.go.jp/m.goto/index-j.html
VocaListener (ぼかりす) [in Japanese]
http://staff.aist.go.jp/t.nakano/VocaListener/index-j.html
« Android OS | トップページ | 歌声合成ソフトの進化その2 »
「プログラム」カテゴリの記事
- プ会3C(2012.07.26)
- ねこプログラミング(2012.07.09)
- LEGO Education Conference 2012(2012.06.24)
- 日本情報教育科教育学会 第5回全国大会 2日目(2012.06.17)
「情報端末」カテゴリの記事
- ケータイの行方(2012.05.17)
- 白い箱(2012.04.23)
- タブレット(2012.03.17)
- 青少年のインターネット利用環境実態調査(2012.02.18)
「ディジタル化」カテゴリの記事
- 日本はICT教育 韓国はスマート教育(2012.04.22)
- 梅満開と電子カルテ(2012.03.29)
- キャラクター・ボーカル・シリーズの2次利用(2012.02.19)
- 色のDigital化(2011.11.16)
「脳」カテゴリの記事
- 考える力がつくフォトリーディング(2012.04.30)
- 心の三原色(2012.01.29)
- 白熊現象(2012.01.09)
- 神奈川県 情報部会 第3回研究会(2011.10.23)
- マシュマロテスト(THE MARSHMALLOW TEST)(2011.10.01)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント