コンピューターウイルス作成罪創設へ
昨日の読売新聞1面に「ウイルス作成罪創設」の記事があり、忘れないようにこのブログに残しておきたい。
法務省は2010/12/22に「コンピューターウイルス作成罪」の創設を柱とした刑法等改正案を通常国会に提出する方針を固めたそうである。
現在、ウイルスの作成や所持を直接罰する法はなく、取り締まることが難しい状態である。
過去の2004年と2005年に国会に提出したが「共謀罪」への反発が強く廃案になったそうで、今回はネット犯罪対策に絞って法案化するそうである。
記事の中に
政府が2001年に署名した「サイバー犯罪条約」の批准に向けた国内法整備の一環で、ネット犯罪の国際化への対応を急ぐ。
とあるが来年は2011年である。ここにも失われた10年をあるように思った。
日本には銃砲刀剣類所持等取締法という立派なほうがあっても、コンピューターウイルス作成に関する法がないのは国際化に対応できないことをあらわしているように思う。
参考サイト
ネット犯罪対策強化、ウイルス作成罪創設へ
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101223-OYT1T00098.htm
サイバー犯罪条約
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/treaty/treaty159_4.html
« 日本情報科教育学会設立3周年記念フォーラム | トップページ | 超高速無線通信の競争加速 »
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- ケータイの行方(2012.05.17)
- 白い箱(2012.04.23)
- 大学入試に教科「情報」を(2012.04.08)
「ネット社会」カテゴリの記事
- ソーシャルゲームに関する実態調査(2012.05.28)
- 情報セキュリティ 2012年版 10大脅威(2012.06.01)
- コンプガチャ(2012.05.10)
「国際化」カテゴリの記事
- Scratch Day 2012 in Tokyo(2012.05.20)
- サイバー攻撃に対する備え(2011.07.16)
- 第2回教育ITソリューションEXPO(2011.07.09)
- PISA2009 ICTに関する質問結果より その2(2011.07.04)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント