図で表すと頭がすっきりする
昨日のWBSで「なぜ今注目”アタマの整理法”」という情報が紹介された。
以下は私が勝手にまとめたものです。
まず、コンサルティング会社で、図で考えることのスペシャリストの方の話が紹介された。
形になっていないとなかなか気がつかない。
図式化して考えることでそれを一般化することで他の現象が理解できる。
番組中では渋滞の原因から個人の利益を優先すると全体の不利益になることを紹介していた。
うまくいっていた戦略が成功体験やマンネリ化からやる気がなくなるので、戦略のリニューアルが必要で、一歩引いて考えることに図にして考えることが向いている。
次に東京大学モデリング研究部。
宴会のから揚げが最初なかなか手がつけられないがいったん手にすると最後の一個を残すところまでなくなる。このことを図式化して一般化すると人がものを手にするかは物の置かれている状況によることがわかるそうである。
次に、コンピュータシステム会社。UMLモデリングという世界標準があり、システム開発では日常的に使われていることを紹介する。
(UML: Unified Modeling Language 統一モデリング言語)
そしてUMLモデリング推進協議会の方の話とモデ脳サイトの紹介。
日常の出来事やことわざなどを図解することで、物事の構造を理解しやすくなり、新しい解決策を見つけやすくなる。
仕事での状況や問題を模造紙に付箋などで張り線でつなぐことで原因がわかる。
図式化したことで頭の中がすっきりする。
最後に、図式化コンサルティングの方の紹介。
頭の中だけで考えずにノートで書くことでアタマの中がすっきりする。
ノートはカラフルで、色の使い方や書き方にルールがある。
検索して答えを探すことは考えることではなく、
ノートに書くことで意図的に頭を使い想像することができる。
「ノートは第2の脳」である。
新教育課程では専門教科「情報」に「モデル化とシミュレーション」がないのが残念に感じる。共通教科「情報」の「情報の科学」の中に「モデル化とシミュレーション」が入っているが、独立した科目として教える価値のある内容だと考える。
参考サイト
統一モデリング言語-Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/統一モデリング言語
UMTP/JAPAN 特定非営利活動法人UMLモデリング推進協議会
http://www.umtp-japan.org/
モデリング問題の配信システム[モデ脳]
http://www.modenou.com/examinee/login/login.do?method=init#
kj法について
http://www.crew.sfc.keio.ac.jp/lecture/kj/kj.html
« 高大連携で感じること | トップページ | 東芝ノートPC誕生25周年 »
「学問・資格」カテゴリの記事
- 情報が入試に(2012.05.23)
- グラフのタイトルと項目軸ラベル(2012.01.15)
- JIS Z8301(2011.11.02)
- 西暦869年貞観地震による津波シミュレーション(2011.04.02)
「教科情報」カテゴリの記事
- MARSHMALLOW CHALLENGE(2012.10.23)
- スクイークEtoys第7回(2012.10.15)
- スクイークEtoys第6回(2012.10.12)
- スクイークEtoys第1回(2012.09.10)
- スクイークEtoys第2回(2012.09.24)
「出来事」カテゴリの記事
- MARSHMALLOW CHALLENGE(2012.10.23)
- スクイークEtoys第8回(2012.10.27)
- スクイークEtoys第7回(2012.10.15)
- スクイークEtoys第6回(2012.10.12)
- CEATEC JAPAN 2012(2012.10.06)
「脳」カテゴリの記事
- 考える力がつくフォトリーディング(2012.04.30)
- 心の三原色(2012.01.29)
- 白熊現象(2012.01.09)
- 神奈川県 情報部会 第3回研究会(2011.10.23)
- マシュマロテスト(THE MARSHMALLOW TEST)(2011.10.01)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント