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2010年12月 8日 (水)

国際学力テスト(PISA)の結果

2009年に65の国と地域の15歳の男女計約47万人を対象に行われた国際学力テスト(PISA)の結果が発表された。

気になっていた所などを残しておきたい。

各順位・得点(前回順位・得点)
「読解力」8位・520点(15位・498点)
「数学的応用力」9位・529点(10位・523点)
「科学的応用力」5位・539点(6位・531点)
国際比較では3分野とも上位をアジア勢が占めるそうである。
地域として初参加の「上海」が全分野1位だったそうである。

「社会生活に支障が出る」と判断するレベル1以下の生徒が、
「読解力」13.6%、
「数学的応用力」12.5%
「科学的応用力」10.7%
に達する。1割以上いることには驚かされる。

 学習環境に関するアンケートでは、社会経済文化的背景として(1)自分の部屋(2)インターネット回線(3)DVDプレーヤーなど7項目を所有しているかどうかを質問。所有比率が高いほど得点も高く、親の経済状況が子供の学力に影響を与えている可能性も示した。
http://mainichi.jp/select/today/news/20101208k0000m040033000c.htmlより引用

「読解力」を構成する3要素をみると、
文章や表から必要な情報を選び出す「情報へのアクセス・取り出し」は4位
文の関係や意味を理解する「統合・解釈」7位
知識や経験と関連させて判断する「熟考・評価」9位

 例えば、携帯電話の危険性を肯定・否定する双方の根拠を並べた文章を読ませる問題。本文と表のキーワードが一致しているか考え、結果を推論する力が求められるが、正答率はOECD平均が63.3%に対し、日本は61.3%。上位国は軒並み70~80%台だった。
http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/より引用

無解答も多いのが日本の特徴のようである。
読解力の記述式問題の無答率は22.5%(平均14.1%)

文書引用もしくは参考にしたサイト
日本の学力、改善傾向…国際学力テスト
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101207-OYT1T00806.htm?from=navr
国際学力テスト:日本、読解力改善 上海が全分野でトップ
http://mainichi.jp/select/today/news/20101208k0000m040033000c.html
日本、応用力が課題 下位層の多さ突出
http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819695E2E5E2E68A8DE2E5E3E0E0E2E3E29191E3E2E2E2;bm=96958A9C93819695E2E4E2E19D8DE2E5E3E0E0E2E3E29C9CEAE2E2E2

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コメント

PISA「携帯電話」問題を一目見た時、私は公害企業を擁護するイデオロギーを子供の頭に注入する問題であると直観しました。「携帯電話の安全性」の問題を作るならこのようにすべきであるという代案を作りましたので、ぜひ見て、PISAのオリジナルと比較してみてください。http://www1.rsp.fukuoka-u.ac.jp/kototoi/2010_12.html#450go

柴田勝征さま、コメントありがとうございます。
記事を読まされていただきました。参考になりました。批判的に情報を読む力を大切にしたいと感じました。

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