2020年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

情報教育関連のブログ

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »

2010年10月

2010年10月31日 (日)

高校生向け『IC3』資格試験に生徒引率

今日、10/18のこのブログで予告した日本工学院鎌田キャンパスの新棟3号館6階で行われた、かまた祭の1つのイベントであるIC3無料試験に参加させていただいた。
昨日今日IC3無料試験イベントが行われていたが、昨日申し込まなくてよかった。
台風の影響で屋外の催し物は昨日今日と中止になったそうです。
今日幸い台風が過ぎ、無事IC3無料試験イベントが行われることになり、よかった。

生徒と駅で待ち合わせ会場へと向かう。
試験会場は引率した生徒だけで貸切状態であった。
20101031ic3
無料で国際試験が受けれる機会はほかにあるのだろうかと思うと、他の生徒がなくて残念である。
試験会場は、今年で建てたばかりの20階建ての建物で鎌田あたりでは規制ぎりぎりの最も高いでとても立派な校舎ある。
生徒が試験を受けているの合間に20階に案内していただいたが、20階から見る景色は壮大である。天気がよい冬の日にぜひ見たいものである。
受けた生徒がほぼ受かったので、次の科目はいつもお世話になっているパソコン教室で受けさせたいと思う。

IC3無料試験イベントの関係者にこの場を借りて感謝申し上げます。

2010年10月30日 (土)

危険なWebサイトの世界分布 2010

McAfeeから危険なWebサイトの世界分布 2010(2010/10/27)が発表されたことを知りました。27ページにもわたるレポートでとても1・2回読んだだけでは覚えられません。
気になる用語や文章などを残しておきたいと思います。

Bonanza それともボットネット? 有名人の写真やハウツー系の情報を検索するときは、トップレベルドメイン(TLD)、すなわち検索結果内のURLの末尾2、3文字に気をつけてください。 今年の「危険なWebサイトの世界分布」調査で、McAfeeは、2,700万個のライブドメインの中にWebリスクが6.2%存在するという過去最悪の結果を評価しました。

.INFO、そして .CM といったトップレベルドメインは、安全なサイトの数とほぼ同数の危険サイトがあります。一方 .VN の場合、危険サイトの数が安全なサイトの数を上回ります 。

危険なドメイン(数値は2010年加重リスク比率)
加重リスク比率=(50%*TLD内の危険サイト数/TLD内の全サイト数)+(50%*TLD内の危険サイト数/全ての危険サイト数)
.COM  31.3%
.INFO  30.7%
.VN   29.4%
.CM   27.2%
.AM   12.1%
安全なドメイン
.TRAVEL 0.02%
.EDU   0.05%
.JP   0.08%
.CAT   0.09%   
.GG   0.10%

レジストラたちは「Typosqatting (タイポスクワッティング)」と呼ばれるこうしたアクティビティの摘発に地道に努力し続けています。Typosqatting はタイプミスをしたユーザーに表示されるページの広告を作成し、これを通じて獲得したアドレスを個人情報獲得や悪意のあるソフトウェアインストールを狙う本格的なフィッシングサイトに売りつけます。

ゾンビ

ゾンビとは、自宅や会社にある破壊されたコンピュータを指します。 犯者たちはこれらのコンピュータを連結させてさまざまな攻撃を仕掛けます。 例えば、迷惑メール、フィッシング、情報漏えいなどです。 ボットネットとはゾンビの集団で、攻撃を配信します。これにより、ボットオーナーを「水面下」に保ち、ISPによる遮断を含む検出や取締りに遭わないようにします。 彼らは、ごくわずかな費用を使ってサイバー犯罪に対するビジネスクラスインフラを獲得できるのです。

マルウェア

システム破壊、データを盗む、あるいは別の人がコンピュータを操作することを可能にするコード(キーロガー、パスワードスティーラー、ゾンビキットを含む)。

ブラウザエクスプロイト

コンピュータ上のソフトウェアの脆弱性を利用する攻撃やマルウェア。

ここまでの引用は危険なWebサイトの世界分布 2010より

アドウェアの説明がなかったのでwikipediaから調べました。
アドウェア (Adware) とは、広告を目的としたソフトウェアで、基本的には無害だが、内容によっては甚だ不快な動作を行う物もある。
ユーザーに何らかの利便性や娯楽を提供する物も多く、一概にその存在はマルウェアとはいえない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/アドウェアより引用

「Bonanza それともボットネット?」の意味が私には不明です。
Bonanzaはコンピュータ将棋プログラムのことだと思いますが、Bonanzaとボットネットのつながりが私には理解できない。

今日は台風の影響がいろいろなところに出ていた。
学園祭などの予定があったところは中止となったり、電車が遅れたりとまったりしているが、負傷者がでるような被害が出ていないようであるのは不幸中の幸いである。

2010年10月28日 (木)

PSPフォンと回転ダイヤル式ケータイ

今日NTT dokomoからOSにAndroid2.2を採用したスマートフォンGALAXY S SC-02Bが販売された。まもなくKDDIからもOSにAndroid2.1をAndoirdを採用したスマートフォンIS-03が販売されるようです。
でそれより気になるケータイ関係の記事をギズモード・ジャパンから2つ見つけた。

PSPフォン。発表間近か(リーク写真あり) : ギズモード・ジャパン

かねてからPSPとケータイが1つになればいいのにと思っていたが、
本当に販売されるのだろうか。OSはAndroid 3.0を採用すると記事には書かれている。
DSフォンも販売される日が来るのでしょうか。
既存のゲームがAndroid上で動くようになるのかなあ。

超スタイリッシュ! 昔懐かし黒電話がケータイになったらこんな感じです : ギズモード・ジャパン

ケータイに回転ダイヤルが組み合わせてあり、とてもユニークな形をしている。
実用性はぬきにしてとてもデジタルとアナログの癒合デザインがすばらしい。

本当はもっと気になるのはニュースや事件がたくさんあるのだが、その中で1つだけこのブログに残しておく。
教壇から降りた新人教員、過去最多に… 「なじめなかった」精神疾患など理由

教育現場には30代の方がほとんどいない。年齢構成のひずみもこのニュースの裏側に隠れていると感じる。せっかく採用されたのにやめるのは本人も相当悩んだことだろうし残念である。私もかつては悩んだ時期があった。やめなくてよかったと今では思っている。
弱者に厳しい世の中になりつつあり、とても不安である。

2010年10月24日 (日)

読書週間世論調査

今日の読売新聞に読書週間世論調査の記事が、一面を使って載っていた。
大見出しが「本離れ変わらず」と
小見出しが「「教養を深めたい」でも「時間ない」」でした。

記事の中に電子書籍についても触れられている。
電子書籍を利用したことがあるかの調査を2009年10月の調査と2010年9月の調査で比べたグラフが載っている。
「電子書籍を利用したことがあるか」の問いには、電子辞書を利用したことがないが利用してみたいが19%→25%、利用したことはないし、利用したいと思わないが71%→65%と6%ほど変化しているが大きな変化ではなく、電子書籍で読書離れが大きく改善されるきっかけにはならないように感じた。
「今後、電子書籍は読まれるか」の問いには、紙の本より読まれるようになると答えたのは19%で、あまり読まれないが31%とやはり電子書籍が普及しても読書離れが改善されないように感じる。まだ、巷に電子書籍が多く出回っていないので、電子書籍をめぐる環境が変わるとまた調査結果も変わるのでしょう。
調査は面接方式で調査対象が全国の有権者2300人で有効回収数が1815人とあり、20歳未満葉対象外なので、ほとんどのデジタルネイティブが対象外になる。

私の気になる数字としては、この1ヶ月に1冊も本を読まなかった人が52%、読みたい本がなかったからが21%、パソコン・情報技術(IT)分野の本を1番読みたいと答えた方が5%である。

私には電車の中が読書するのに適しているので、iPadでは電車の中で読書できない。7インチか5.5インチぐらいが読書に適していると考える。
昨年までは車通勤で読書に当てる時間がなかったが、電車で通勤することが増えてから本を読めるようになった。
27日から読書週間だそうである。

最近読んだ本の中に「脳化社会」と「脳業社会」という言葉が印象に残っている。この2つの言葉については自分なりにまとめてブログに残しておきたいと考えている。問題は自分なりにまとめてブログに残せるかだ。

2010年10月22日 (金)

MakerLegoBotとSelf Balancing Unicycle

WireVisionを眺めていたら、気になる記事を2つ見つけた。

1つ目は、『MakerLegoBot』で『Mindstorms NXT』が3個と、NXTのモーター9個を使いソフトウェア・エンジニアで、レゴのマニアでもあるWill Gorman氏が製作したものだそうだ。
自動でレゴを組み立てるレゴ・ロボット(動画)

『MakerLegoBot』は、レゴを使用して3Dの物体を作る「3Dプリンター」だ。MakerLegoBot自体が、完全にレゴ・システムから作られている。したがって、少なくとも理論上は、このロボットは自らを複製できる「自己複製ロボット」になる可能性がある。
http://wiredvision.jp/news/201010/2010102119.htmlより引用

NXTで作ったSegwayもすごかったが、こちらはスケールが違いすごすぎると思った。

もう1つは、Focus Designs社の『Self Balancing Unicycle』。
『Self Balancing Unicycle』のバージョン2.0で、モーターが1000ワット(前のバージョンから3倍ほどアップ)で、ジャイロスコープを3機搭載しているそうです。
記事の中ではSegwayの一輪車版の湯女乗り物と紹介している。
自動的にバランスを取ってくれる電動一輪車(動画)

11月から販売されて、価格は1500ドルだそうで、動画を見ると警戒で楽しそうな乗り物である。果たして日本で販売されるのだろうか。

2010年10月20日 (水)

プログラミング学習ここまでのまとめ

今日2年生の情報Bの授業があり、今までスクイークでプログラミングを学んだが、
プログラム(ソフトウェア)とはなにか、情報とは何かと、
論理的思考力とは何かについて、2学期前半のまとめについて関連サイトなどを利用して話をした。

授業のはじめに今日朝のBAYFM78のコーナーで「みみスイッチ」を取り上げてので、
五感センサについて検索したら、授業で使いやすそうな動画サイトを見つけた。
動画の時間も長くなく、早速授業で活用した。
「みみスイッチ」を検索したら1年ほど前に東京テレビWBSのトレたまでも取り上げていたことを思い出した。

授業はまず今までの作成したスクイークの作品を振り返りる。
JEITAのサイトの「そもそもソフトウェアってナニ?」を利用しながら、授業を進める。
情報には入力する情報と出力する情報があることと、人間の五感の関係を話した後で、
朝見つけた動画サイトを見せる。生徒はよく見ていたようである。
最後に論理的思考力の話をする。
論理的思考力とは筋道を立てて考える力である。、
筋道を立てて考えるための問題提起・現状分析・原因の究明・解決策の探求・結論への流れをフローチャートを利用して紹介した。
その後はこれまでの授業の感想を書いて提出させる。

身近なソフトウェアをたくさん紹介したかったが、時間も限られていたし、受動的より能動的に見つけてほしいと思い、あえて時間を設けなかった。ほかにも教えたいことや触れたいことはたくさんあったが、時間との兼ね合いで多くをあきらめた。

その代わりスクイークで10作品ほど作成することができた。
生徒がプログラミングの楽しさを体感しながら、論理的思考力も育てばうれしいと考え、授業を組み立ててきた。今思うと反省点が多くあり、生徒に申し訳なく思うが、スクイークを生徒に紹介できたことはよかったと感じている。

私の所属校では明日から中間考査になる。生徒の諸君の計画的ながんばりを期待したい。

関連サイト
そもそもソフトウェアってナニ?|JEITAソフトウェアっておもしろい
http://home.jeita.or.jp/is/junior/what/index.html
表情を変えるだけでスイッチオン!「みみスイッチ」って何??
http://blog.bayfm.jp/delinavi/2010/10/post_131.html
今日は「みみスイッチ」というものを取材してきました
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/toretama_blog/post_570.html
五感センサ機器をヒトに近づける:動画サイト BPtv
http://bptv.nikkeibp.co.jp/article/080228/080228136.html

2010年10月19日 (火)

量子暗号ネットワーク

気になる記事を見つけたのでこのブログにいつものように残しておきたい。

量子暗号ネットワークの試験運用開始

【量子暗号】
   量子暗号は図1に示すように、量子鍵配送による秘密鍵の共有と、それを用いたワンタイムパッド暗号化から構成されます。
20101019ryousi
図1  量子暗号における操作の概要
量子鍵配送では、送信者が光子を変調(情報を付加)して伝送し、受信者は届いた光子1個1個の状態を検出し、盗聴の可能性のあるビットを排除(いわゆる鍵蒸留)して、絶対安全な秘密鍵 (暗号化のための乱数列)を送受信者間で共有します。変調を施された光子レベルの信号は、測定操作をすると必ずその痕跡が残り(ハイゼンベルクの不確定性原理)、この原理を利用して盗聴を見破ります。
<用語解説>
「ワンタイムパッド」
   暗号方式の1つで、ワンタイムパッド暗号化では、送信情報のデジタルデータを、それと同じ長さの秘密鍵(0と1のランダムなビット列)と足し算することで暗号化し、それを送信し、復号は、受信情報から、あらかじめ送信者と共有している秘密鍵を引き算することで行います。パッドとは暗号鍵を意味します。一度使用した乱数列は二度と使わないというのがワンタイムパッドの規則です。ワンタイムパッド暗号は、発明者にちなんでVernam暗号と呼ばれることもあり、解読が絶対的に不可能であることがC. D. Shannon により証明されています。
「光子」
   ミクロの世界では、光は波の性質と粒子の性質を併せ持っています。光の粒子的な側面を光子と呼び、これ以上分割することのできない光のエネルギーの最小単位です。例えば光通信で用いられる1.5ミクロンの波長では、1光子のエネルギーは約1000京分の1(1京は1の後に0が16個ついた単位)ジュールという極めて小さな値になります。
http://www2.nict.go.jp/pub/whatsnew/press/h22/101014/101014.htmlより部分引用

そういえば量子暗号は1年半ほど前のITホワイトボックス第3回で紹介されていた技術で、
もう実用化実験が始まるとは技術の進歩は速いものである。

量子暗号は、光回線と特殊な装置が必要になり費用も高いが、破られることのない暗号化技術なので、本当に守りたいもの・どうしても守りたいものなどに利用することができれば、安全性が確保できるらしい。
現在の暗号化技術は、まだ解読法が知られていない膨大な計算を要する数学問題を安全性の根拠にしているため、いつかは破られる可能性がある。一方、量子暗号は物理法則に基づいており、究極の安全性を実現できるそうだ。
この記事の中で、「光子」が光のエネルギーの単位だ説明しているが、気になって検索してみると対のようなサイトが参考になりそうでした。
光子:http://www.infonet.co.jp/apt/march/syllabus/bookshelf/P/photon.html
光子 - Wikipedia:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E5%AD%90

このごろ疲れているのか夜すぐ寝てしまう。
昼間はひざ日があると涼しくないが朝夕は涼しく、落ち葉も見かけるようになった。
寝てすぐ寝ているので、体重が気になる。
今日久々にアルゴロジックの新作問題を解いた。解けたのでとてもうれしい。

2010年10月17日 (日)

パスワードとバズワード

「Pa(パ)」と「Ba(バ)」はモニターでは見分けがしにくい。

マイコミジャーナルの2010/10/15の記事で
IPA、「情報セキュリティ標語・ポスターコンクール」の受賞作品発表
という記事を読んでいて、「Pa(パ)」と「Ba(バ)」の区別がつきにくいことを改めて思った。

大賞作品が

「パスワード ぼくだけ知ってる たからもの」

であるが、
パスワードとバズワードでは大きな違いである。
なんとか区別が簡単にできる表示はないものかと思う。
調べていたら次のページを見つけた。
受験票バスワード問題
http://www20.atwiki.jp/fabless/pages/14.html

レンタカーのナンバーは今は「わ」に統一されたそうだが、かつて「わ」と「れ」が2つありFAXで区別がつかなかったといううわさがある。
wikipediaでは離島を「れ」と区別したと記載されている。
モニター上で「Pa(パ)」と「Ba(バ)」の区別がつきにくいのは、パの○の位置を変えれば解決できそうに思うが、大きな問題ではないから対応しないということなのだろうか。

標語部門だけなら、私にはIPAのページよりマイコミのページのほうが見やすい。

2010年10月16日 (土)

Google Gogglesと何これカメラ

2009年12月にAndroid対応アプリとして提供をはじめて、
2010年10月5日(現地時間)からiPhone版が登場した「Google Goggles」という
画像から検索するサービスというものがあることを知りました。

写真撮影からGoogle検索、「Google Goggles」のiPhone版が登場

米Googleは10月5日(現地時間)、「Google Mobile App for iPhone」の最新版であるVersion0.7.0.4836(iOS 4.0 Tested)を公開した。新バージョンでの最大の特徴は「Google Goggles」による撮影した写真からのイメージ検索をサポートしたことで、これまでAndroidでのみ利用可能だった同機能がiPhoneでも利用できるようになった。
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/10/06/061/index.html

Google Goggles」は著名な絵画やワインのラベル、商品ロゴマークやランドマークなどを対象として画像を用いた検索を行うことができるそうで、画像認識と文字認識の両方のサービスが受けられるようで、便利なサービスである。
ARもすごいと思ったが、「Google Goggles」もすばらしい。

Google Goggles」と似たようなサービスで、
2010年10月にPanasonicから発売された「旅ナビ」に「何これカメラ」というサービスがあることを思い出しました。史跡や施設を撮影すると、ガイドブックデータから該当する情報を探し出し、画面に何なのかを教えてくれるサービスです。
「旅ナビ」には通信機能はないようなので、カメラの位置情報と向き情報から登録してある建物の中から検索するようです。

Panasonicの「旅ナビ」は、ワンセグが見れてナビができてガイドブックがはいっていてカメラも取れるので、旅好きの方や新しくナビを買い換える方などに向いていると思う。

Google Mobile App for iPhone」は無料でダウンロードできるようであるが、
どうして通信費だけでサービスが提供できるのかが不思議に思う。

2010年10月14日 (木)

スクイーク第10回目

今日2年生の情報Bにおいて、スクイークを利用した指導を行った。

今日は簡単なテニスゲームをスクイークを利用して作る。
スクイークを始める前にモデル化とシミュレーションについて簡単に説明をする。
完成例を見せてこれから何を作るのかイメージを持たせた後、
テニスゲームに何が必要かも考えさせる。何人か当て手、プリントに記入したところで、スクイークを起動する。

まずがゲームに欠かせないボールを作成する。そしてコート(壁)とラケットをそれぞれ用意する。スクリプトを簡単にするためにコートをラケットの色は同じにする。
コートの色がパレット上に残らず、少し色を一緒にするのに手間取ってしまう。
ボールに対してスクリプトを作成させたら実行してみる。
20101014squeak1
ボールがコートの枠やラケットに食い込むことがあるので、
ボールを動かすスクリプトの刻み地や進む値を変えて考えさせる。
生徒に答えさせた後、1度保存する。

次に障害物を増やす。
まずは左右に動く障害物。ラケットと同じ色で描く。
次に回転する障害物。回転させるのは簡単である。左右に動く障害物に困っている生徒が多かったので、すぐ正解を見せずに間違えながら真ん中画面で正解を見せる。
プリントにもヒントを載せてておいたので、プリントを見るよう指示すればよかったと後悔する。

最後にボールがコートからはみ出たときにボールがそれ以上動かないようにするスクリプトを入れるために、コートに色をつけてコートの外では動かないようにスクリプトを作成させた。
20101014squeak2

ファイル(プロジェクト)を保存させて、提出の指示と、提出プリントを記入するよう指示する。最後駆け足になってしまったのが悔やまれる。2時間続きの授業なら、テニスゲームを自分なりにアレンジさせることやなどができるかもしれない。情報の授業は2時間続きでもよいかもしれない。

スクイークの授業はこれでおしまい。コードを見せるのを忘れていたので、中間考査前の最後の授業で見せようと思う。今回は特別に中間考査でスクイークの作品を完成させる問題を少し実施してみようと考えています。

2010年10月13日 (水)

スクイーク第9回目

今日2年生の情報Bにおいて、スクイークを利用した指導を行った。

今日は乱数を利用したじゃんけんの手を表示するプログラムを作成する。
スクイークを始める前に乱数についてとシミュレーションについて簡単に説明をする。
完成例を見せてこれから何を作るのかイメージを持たせた後、
じゃんけんに何が必要かも考えさせる。

今回は画像から作ると時間がなくなるので、
画像はこちらで準備してスクリプトの作成からできるようにファイルを作成して、
各自がサーバーからファイルをコピーするところからはじめる。
20101013squeak1
一緒に画像を入れ替えながらランダムに動くねずみのファイルもコピーさせる。
スクイーク独自の入れ物についてと乱数タイルのありかについて説明する。

スクリプトを組む前にプリントを記入しながらどのようにじゃんけんの手を出すか考えさせる。まず乱数を1から3まで発生させる。
乱数が1かどうか判断して、1であれば「グ」の手の画像をダミー画像と置き換える。
乱数が1でなく2であるとき、「チョキ」の手を表示し、そうでないときは乱数が何であり何を表示するの化を生徒に質問しながらこれからどうスクリプトを作成していくか考える。

やっとスクリプトの作成。今まで使っていないタイルなのでどこにあるかを紹介して、少しヒントを与えたら各自スクリプトを完成させる。
スクリプトが完成したら、フローチャートを完成させる。
ゆとりがあるものは各手の出た数を表示させることを考えたり、ねずみが動くファイルを開かせて確認させた。
20101013squeak2
机間巡視しながら、宝くじや規則性のない動きなどに乱数の利用されていることを紹介する。

今回も全員がじゃんけんの手を表示することができていた。
これを利用すればじゃんけんゲームやコイントスなどのシュミレーションができることを紹介して、ファイルを保存して提出させて、提出用プリントを記入させる。
次回テニスゲームを予告して少し余裕を持って終わることができた。
じゃんけんの手の画像から作っていたらとても終わらなかったので、仕込をしておいてよかったと感じた。

次回スクイークの最終回になる。
選択の1クラスでしか情報Bを実施していないことのが残念に感じる。

2010年10月11日 (月)

企業が求めるスキルと、大学が育成するスキルに「ズレ」

@ITで気になる記事を見つけたので、このブログに残しておきます。
タイトルは、
【産学連携】IPA理事 インタビュー
「入社してから育成」では遅い? 「学生のうちに開発経験」させて若手育成
です。
この記事の見出しは、

  • 企業が求めるスキルと、大学が育成するスキルに「ズレ」がある
  • 「このままでは日本のエンジニアは国際競争を生き抜けない」
  • 「PBL」を大学の授業で取り入れる
  • 就職活動でアピールできるような「インターンシップ」制度
  • これからのIT業界で必要なのは「自ら勉強し続けられる」人だ

です。

最初の見出しの記事の中から。

IPAが発行する『IT人材白書2010』によれば、「今後重要となるスキル」として認識しているものに、企業側と教育機関側で大きな違いがあることが認められた。
http://www.atmarkit.co.jp/news/201010/08/sangaku.htmlより引用

企業と大学で大きな差(約20%以上)があるもので、
技術面で企業が少なく大学が大きな求めているものは、
「プログラミングスキル」と「高度な技術力の基礎となる情報系の基礎理論・体系的な知識」、
逆に技術面で企業が大きく大学が少なく求めているものは、
「アプリケーション共通基礎に関する技術力」、
技術面以外で企業が少なく大学が大きな求めているものは、
「プレゼンテーション能力」と「語学力」、
逆に技術面で企業が大きく大学が少なく求めているものは、
「顧客業務や業務分析に関する知識・スキル」、「コンサルティング能力」、「プロジェクトマネージメント能力」、
であることがわかる。

 また、IT企業は、情報系学生に「情報系分野の基礎理論と基礎知識の習得」を求めるとともに、「チームによるシステム開発経験」があってほしいと考えている。プログラミングスキルや基礎理論に関する教育は、教育機関側は対応しているが、「チームによる開発」については、ほとんどカリキュラムに取り入れられていないのが現状だ。
http://www.atmarkit.co.jp/news/201010/08/sangaku.htmlより引用

3つ目の見出しに出てくる「PBL(Project Based Learning)」についてはこのごろよく耳にする言葉である。

認識の差があるのは、企業と大学では目的が違うのだから当たり前かもしれないが、企業が何を求めているのかを知ることができる記事であり、IPAが発行する「IT人材白書2010」を読めば詳しいこともわかるであろう。
技術面以外の「顧客業務や業務分析に関する知識・スキル」、「コンサルティング能力」、「プロジェクトマネージメント能力」を実践経験がないに等しい大学生に求めるのは酷なような気がする。プロジェクトマネージメントも最近話題の言葉であり、プロジェクトマネージメントを学べる大学も存在しているが、卒業生が出るのはもう少し先であろう。
企業によって求める人材は企業間で同じではないと思うので、企業が求める人材を企業で育てるゆとりがなくなったことも意味している現れように思う。

「IT人材白書2010」の関連記事
http://www.ipa.go.jp/about/press/20100407.html
「IT人材白書2010」の関連資料
http://www.ipa.go.jp/about/press/pdf/100407press.pdf
http://www.ipa.go.jp/about/press/pdf/100407press_2.pdf

2010年10月10日 (日)

セオドア・グレイ(Theodore Gray)氏

昨日の日テレの「世界一受けたい授業」の中で、
世界一の実験王を決める世紀のバトルで
でんじろう氏とセオドア・グレイ氏が競演していた。
セオドア・グレイ氏の紹介の中でイグノーベル賞を受賞していると紹介していたことを思い出して検索してみた。

セオドア・グレイ氏は今話題の「元素図鑑」の作者であり、
Mathematica」の開発販売にかかわっている方である。
@ITでセオドア・グレイ氏インタビューを見つけ、興味深く読めたので、
忘れないようにこのブログに残しておきたい。
 
インタビューのタイトルは
「無料モデルに興味はない」「プログラマは創造的だ」で、
見出しは

  • 金属ナトリウムと塩素ガスでポップコーン調理
  • 楽しいと思えること以外は、行動に移せない
  • プログラマは非常に創造的な性質を持っている
  • 自分自身を「アーティスト」という人間は信用できない
  • 無料モデルやオープンソースに興味はない
  • 楽しくなければ、時間の無駄だ
  • “仕事”を放り出せるのは良い予兆

です。
同感できるところもあれば、そうでない点もある。
この記事の最後に出てくる画像と同じことを、昨日のテレビでも実演していた。
その他にもインタビュー記事がいくつかあったが、
タイトルとリンクだけ残すことにする。
参考記事:
iPad版「元素図鑑」はMathematicaで作った
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Interview/20100816/351158/
「元素図鑑」はハリー・ポッターの世界を目指してつくられた
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1007/23/news068.html
「Kindle」は何も新しくない、「iPad」ならではの表現を目指す
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1007/27/news027.html

今日は久々に熱を出して日中寝ていた。昨日の雨のせいか、気の緩みか、単なる病弱か原因はたくさんあるが、風邪気味だったので、1日寝てだいぶすっきりした。
エドはるみさんの再婚にはびっくりした。

2010年10月 7日 (木)

教育用パソコン無料供与(ウルグアイ)

昨日2010/10/06の読売新聞朝刊を見直していると、
ウルグアイについての紹介記事を見つけた。
「大国のはざま ITに活路」とタイトルがあり興味深く読めた。
政府は大国の間で埋没せずに独自性を発揮するために、公立学校の全児童・生徒にパソコンを無料供与したと記事から読み取れる。すでに36万台を配布済みというからすごい。技術社会普及センターの所長のコメントも載っている。また、小学5年生が100ドルパソコンで調べ学習している画像も記事に載っている。
これからウルグアイの子どもたちがどう変わるのか私も気になるので忘れないようにこのブログに残しておきます。

参考記事
「100ドルノートPC」 XO向けゲーム製作合宿 OLPC Game Jam
http://japanese.engadget.com/2007/05/28/xo-olpc-game-jam/
ウルグアイでは小学生の全員が「XO」を所有した(コンピューター)
http://www.mypress.jp/v2_writers/beep/story/?story_id=1867147
Wapedia - Wiki: OLPC XO-1
http://wapedia.mobi/ja/OLPC_XO-1

2010年10月 6日 (水)

スクイーク第8回目

今日2年生の情報Bにおいて、スクイークを利用した指導を行った。

今日は2つセンサを持つ車を作り、ライントレースするプログラムを作成する。
スクイークを始める前にセンサについてと1センサでのライントレースについて振り返る。
マインドストームNXTでセンサ2つでライントレースしたときの動画も見せた。

まず2つのセンサを使ってライントレースする方法を考える。
今回は道を同じにしたかったので、サーバに道だけのスクイークファイルを置き、
各自のフォルダにコピーしてファイル名を変えてから、ファイルからスクイークを立ち上げる。
それから各自で車を描く。センサを2つ色を変えることを注意する。描いた車を保存する。
次にテキストタイマーを作成しておく。
そして車が走る道ためのスクリプトを作成する。
前回と同じくスクリプトは2通り作る。
1つ目は、進んでから、左右順番にセンサが道にあるか判断してセンサが道から飛び出していれば何度か回す。車が1周するか確認させる。
全員無事車が周回でき生徒はうれしそうである。
1つ作ったところで車をコピーする。
2つ目は、左センサが道にあるか判断して、左センサが道に触れていたら車を曲げ、
触れていなければて右センサについて判断し右センサが道に触れていたら車を曲げ、
2のセンサとも触れていないときにやっと車を進めるスクリプトを考えさせた。
20101006squeak1
2つのスクリプトでどちらが速く道をトレースするか考えさせる。
残り時間が少なくなりはじめの1つスクリプトを前回と同じくフローチャートで表す。
時間も少なくなり、ファイルを保存し、ファイルを自分のフォルダにコピーする。
今日の振り返りプリントを記入させる。
ゆとりのある生徒はもう1つのフローチャートも記入するように指示をする。
あっという間に授業を終わる。

今日の本来の目標はほぼ終了できたが、駆け足であり、周回時間を競わせて楽しむゆとりがなく、欲張りすぎていたとまたしても反省かつ落ち込む。
生徒はよくスクイークでスクリプト作成することとプリントを記入することに取り組んでいてくれるので救われる。

明日は文化祭準備のため授業はない。スクイークの授業もあと2回となってしまった。
先に進むことより消化不良のないような授業展開と生徒の思考力が高まったといえる授業になるようにしたい。
うまく動かすことより、どうしてうまく動かないのかを考えるのが大切だと考える。私が間違えてスクリプトを作り、生徒に間違いを指摘させるの活動を入れる時間的な余裕があると生徒も記憶に残るかもしれないと思った。

2010年10月 4日 (月)

スタックスネット

今日の読売新聞の夕刊に大きく発電所などライフライン標的とした新種ウィルスが日本でも確認された記事が載っていた。このブログでも8月26日に触れていたことを思い出す。
国際化社会なので世界のどこかで新種のウィルスが見つかれば、日本で見つかる可能性もある。
今日ITmediaエンタープライズでボットネットに関する最新の手口などを紹介した記事が載っていた。最新の手口として、ソーシャルボットネット・ボットキット・P2Pボットネットが紹介されています。
明日からCEATEC JAPAN 2010が始まる。見に行きたい。去年よりも出展社数が少し増えたようで、最新の技術もたくさん展示されているようです。
メガネなし3Dより、バイオセンサーなどのセンサー技術やスマートグリッドなどに関する展示を見てみたい。スマートフォンやタブレット型端末も機種が増えてきて比較しながら見ると楽しそうだ。

参考サイト
ライフライン標的の新種ウイルス、日本でも:YOMIURI ONLINE
スタックスネット-Wikipedia
あなたのPCをコントロールするボットネット- ITmedia エンタープライズ
CEATEC JAPAN 2010

2010年10月 2日 (土)

誕生日のパラドックス

今日とある研修会に初めて参加させていただいた(正確には昨日です)。
とっても濃い研修会でとても勉強になった。
参加者は13名で、なんとそのうちの2人が同じ誕生日であることがわかった。
同じ誕生日がいることは珍しくはないのだろうが、
2人グループを作ってみたら、
その2人が同じ誕生日とは偶然とは事実は小説より奇なりである。
40人の生徒がいれば同じ誕生日の生徒がいるのは珍しくないが、
どのくらいの確率で同じ誕生日がいるのかということは簡単に計算ができる。

誕生日のパラドックス(たんじょうびのパラドックス)とは「何人集まればその中に同じ誕生日の人がいる確率が50%を超えるか?」という問題から生じるパラドックスである。
wikipediaより引用

23人いると同じ誕生日の人がいるのが50%を超える。
13人では約19.4%、41人で約90.3%と9割を超える。
確率計算の参考サイト
誕生日が一致する確率 - 高精度計算サイト

2人いれば同じ誕生日である可能性が生まれるので、あくまでも計算上のことであるが、誕生日問題が暗号解読法と関係あるというのは興味深い。

誕生日問題の考え方は、誕生日攻撃と呼ばれる暗号解読法に利用されている。
wikipediaより引用

今日は情報デザインの研修も開催されていてこちらも参加したかったが、どちらかしか参加できないが、こちらの研修会に出て大正解であった。

懇親会の後、何とか最終電車で帰宅できてよかった。

2010年10月 1日 (金)

イグノーベル賞

今日イグノーベル賞という賞があることをはじめて知った。
中垣俊之はこだて未来大教授らのチームが、単細胞生物の粘菌が最適な鉄道網を設計できることを見つけ「交通計画賞」を受賞したことがわかった。

イグノーベル賞 (イグノーベルしょう、英: Ig Nobel Prize) とは、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられる賞である。

ノーベル賞のパロディ的な賞で、1991年に創設された。イグノーベルの名は、「ノーベル賞」に反語的な意味合いの接頭辞を加えたもじりであると共に、「卑劣な、あさましい」を意味する " ignoble " と掛けている。
wikipediaより引用

イグノーベル賞には多くの日本人が受賞していることがわかった。
名誉なことなだと考える。
研究している方はもちろんまじめなのだろうし、
まじめに面白い研究をするというのは難しいと考える。

参考記事
読売:ネバネバ菌が鉄道網…日本人にイグ・ノーベル賞
朝日:粘菌で鉄道網の最適設計 中垣教授らにイグ・ノーベル賞
朝日の記事のほうが粘菌が鉄道網のようなネットワークを作ることがよくわかる。

今日からもう10月。今年度も後半分。早いものである。

忘れないうちの残しておきたい気になる記事
クラウドキング
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100927/352336/
「また見たいサイト」第1位は東京ディズニーR、調味料メーカーは独自性を発揮……日本ブランド戦略研調べ
http://www.rbbtoday.com/article/2010/09/28/70879.html

« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »