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2010年9月

2010年9月30日 (木)

スクイーク第7回目

今日昨日に引き続き2年生の情報Bにおいて、スクイークを利用した指導を行った。

今日は1つセンサを持つ車を作り、ライントレースするプログラムを作成する。
スクイークを始める前にセンサについて前回に引き続き触れる。
マインドストームNXTでセンサ1つでライントレースしたときの動画も少し見せた。

その後スクイークを起動して、
まず第5回の復習も兼ねてテキストタイマーを作っておく。
それから車を描く。センサを1つ色を変えて忘れずに車の前につけることを注意する。
描いた車を保存する。次に滑らかな閉じた道を描く。描いた道を保存する。
そして車が走る道ためのスクリプトを作成する。
前回と同じくスクリプトは2通り作る。
1つ目は、進んでから、センサが道にあるか判断してセンサが道から飛び出していれば何度か回す。
車が1周するか確認させる。
道が滑らかでないと道から離れてしまう。無事にトレースできた生徒は刻み地などを変更して楽しんでいる。
20100930squeak1
1つ作ったところで車をコピーする。
2つ目は、センサが道にあるか判断して、センサが道から飛び出していれば何度か回す、そうでなければ進む。
同じように車が1周するか確認する。

次に2つのスクリプトを前回と同じくフローチャートで表す。
プリントに図だけのフローチャートが印刷してあるので、言葉を足していく。

その後刻み値と進み値や回す角度を変更して1周する時間を記録させる。
この作業はカットしてもよかったかもしれない。

次にS字のライントレースについて考えさせる。
生徒に左右に車を首を振りながら動かすことを答えさせたあと、
スクリプトを作成してみる。。
S字のライントレースができたところで、私が棒を持って左右に動かしながら床をたたいて歩いてみる。スクリプトを作るのに夢中だった生徒には、見てもらえなかったかもしれないと思うと、生徒に注目をさせてから実演すればよかったと反省する。
S時のライントレースのスクリプトはフローチャートに書く時間がなかった。

50分があっという間に過ぎていく。
ライントレースは、スタートゴールラインを作り1周するととまるようにスクリプトを改造したり、タイマーと連動させたり、2つの車を同時に動かしたりといくらでも発展できる内容である。
面白いだけではなく、どう考えてスクリプトを作るのか考えを記入したり、結果を記入する作業を重視したいと考えたが、50分ではポイントを絞らないと消化不良になっては意味がないと反省。

今日で9月が終わってしまう。雨が降り、外は涼しいようだが、コンピュータ教室はPCからの熱と人の熱とで空調が必要である。

2010年9月29日 (水)

スクイーク第6回目

今日2週間ぶりに2年生の情報Bにおいて、スクイークを利用した指導を行った。

今日からはセンサをつけた車を作り、道の上を往復するプログラムを作成する。
スクイークを始める前にセンサについて考えさせる。
センサにどんなものがあるのか。センサとは何かについて簡単に触れる。

それからスクイークを起動して、命令を与える画像を用意する。
まず車を描く。生徒がそれぞれ個性が出して車を描く。面白い。
でも絵を書くことに時間は掛けられない。センサを1つ色を変えて忘れずに車の前につけることを注意する。描いた車を保存する。次に道を描く。描いた道を保存する。

そして車が走る道ためのスクリプトを作成する。
スクリプトは2通り作る。
1つ目は、進んでから、センサーが道にあるか判断してセンサが道から飛び出していれば180度まわす。
車が往復するか確認させる。
1つ作ったところで車をコピーする。
2つ目は、センサーが道にあるか判断して、センサが道から飛び出していれば180度まわす、そうでなければ進む。
2つの車を同時に動かし2つの違いを目で確かめる。
20100929squeak1
刻み値や進む値も少し変化させる時間を設けた。

最後に2つのスクリプトをフローチャートで表す。
軽くフロ-チャートについて触れて、プリントに図だけのフローチャートが印刷してあるので、言葉をたしていく。時間の関係でフローチャートを描くところからは始められない。

50分があっという間に過ぎていく。どうしてもプリントに記入する作業を入れているとプログラミングに掛ける時間が減る。欲張らずにプログラミングする時間を減らすしかない。

2010年9月28日 (火)

コンピュータは“空気が読める”ようになるか

ネットを見ていたら、次の記事が気になった。
コンピュータは“空気が読める”ようになるか―電通と日本ユニシスが MIT Media Lab と新プロジェクトを開始
http://japan.internet.com/wmnews/20100927/5.html

電通日本ユニシスScratchでも有名な米国 MIT Media Lab(Massachusetts Institute of Technology Media Lab)の三者が協働で2010年9月24日から開始したプロジェクトだそうです。

人間がコミュニケーションを図るときの前提として共有している常識的な背景知識や感覚をデータベース化し、活用することで、適切な時に適切な知識・言葉を使えるコンピュータ」の実現を目指すそうです。

データベース化することができ、本当に空気の読めるシステムができたら、人とコンピュータが自然に会話できるようになるのかもしれないと感じた。

このプロジェクトで今開設されているサイト次の2つである。
ナージャとなぞなぞ」:連想ゲームを通じて参加者からコモンセンスを収集する
Poi bot」:ひとり一人の“らしさ”や特徴的な知識を踏まえて、その人らしい呟きを自動生成するコミュニケーション
両方ともTwitterを利用していることが前提となっている。
Twitterをそろそろ始めないとだめなのでしょうか。悩む。

ガラパゴス

昨日シャープからGALAPAGOS(ガラパゴス)という電子書籍端末が出るというニュース
WBSで知った。
そういえばこのブログの7/23でもシャープから電子書籍が出てくると書いたことを思い
出した。それにしてもGALAPAGOSとはすごいネーミングをしたものである。
GALAPAGOSは国内以外では売らないのだろうか。
電子書籍の規格XMDFもガラパゴスを目指しているのでしょうか。
100万台売れるのだろうか。
価格と重さと駆動時間とコンテンツといろいろ気になることがある。
デジタル教科書もこの端末で見れるのでしょうか?
12月に発売のようです。これからいろいろな電子書籍端末が出てくるかもしれないが、
買って長く使える端末なら購入したいと妄想する。思うのはただ。買うゆとりはない。
規格争いにユーザを巻き込まないようにしてほしいなと思う。

参考記事
進化する「GALAPAGOS」で世界へ シャープの電子書籍端末、早期に100万台目指す
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1009/27/news087.html
シャープ、電子書籍端末「GALAPAGOS」発表
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20100927_396325.html

2010年9月27日 (月)

IC3 GS3 1科目め受験生徒引率

昨日はIC3GS3(グローバルスタンダード3)バージョンに挑戦する3年生の生徒を受験の引率をした。昨年と同じく民間のパソコン教室を会場として受験させていただいた。
今日受験した科目は、キー アプリケーションと科目で、
昨年までは2005バージョンでMicrosoft社のOffice2003の操作を中心とした科目であったが、コンピュータの入れ替えがあったので今年は、GS3ではMicrosoft社のOffice2007のWord/Excel/PowerPointのソフトの基本的操作(?)に関する科目を受験させた。
受験した生徒たちはテキストを基に自学自習するわけであるが、ほぼ全員無事合格とできほっとしている。

生徒に目標を持たせ環境を整えれば、自発的に勉強するものが出てくる。目標と環境の2つはとても1人の教師では整えることはできないので、いろいろな方の協力が必要になる。手間がかかるがやりがいはある。

2010年9月25日 (土)

App Inventor

今日なんとなく見つけた次のような記事がweb R25にのっていた。
僕の“つぶやき”はどうなる? クラウド時代の身辺整理問題| web R25

久々に少しweb R25のIT・サイエンスを見ていたら、
スマホ・アプリ自作&販売に挑戦!の
第4回アプリ開発の「神ツール」登場!?で「App Inventor」というAndroidアプリが開発できるツールのβ公開が公開されていることを知る。

ここで、「App Inventor」のしくみを大ざっぱに説明しておこう。「App Inventor」では、「Design」と「Blocks Editor」という2つの画面を使いアプリ開発を行う。「Design」は、アプリの要素となるボタンや入力欄といった部品を配置するための画面。「Blocks Editor」は、配置した部品がどんな働きをするのかを指定する画面だ。
第4回 アプリ開発の「神ツール」登場!?[後編] | web R25より引用

「App Inventor」の「Blocks Editor」の画像を見て、Scratchと同じようなブロック形状をしていた。ブロックが縦だけでなく横につながるようであることが、「App Inventor Scrath」で検索していたら次のページでわかった。

blockseditor
AndroidのApp Inventorでアプリを作ってみたより引用

次のページから、「Open Blocks」Javaライブラリを使用していることを知る。
グーグル、Androidプログラム作成ツール「App Inventor」を公開 | EE Times Japan

参考サイト:
About - App Inventor for Android
Google、誰でも簡単にAndroidアプリを作成できる「App Inventor」発表
Google、誰でもAndroidアプリを開発できるツール「App Inventor」

アプリという言葉を知らない高校生は少ないと思う。でも、プログラミングを知っているかと聞くと半分ぐらいの生徒が知らないと答えたという結果が、今年実施したアンケートからわかっている。生徒には、「プログラミング学習といわずアプリ作成をしよう。もしかしたらアプリで稼ぐことができるかもしれないよ。」と、生徒に誘いを掛けるのがいいかも動機付けになるかもしれない。
「App Inventor」はコンピュータ教室のPCにインストールするのはできないかもしれないが、Scratchやスクイークをコンピュータ教室で使うことはできる。コードを書かなくてもよいので生徒には抵抗感もないだろうし、生徒の発想力と構成力と論理力などがあれば、楽しいアプリができるかもしれない。

「App Inventor」は今から2ヶ月ほど前の7月12日に公開されたそうである。文部科学省のプログラミンと1ヶ月違いである。コードを書かなくてもブロックを組み立てることでプログラムしていく環境がこれからも増えていくのかもしれない。

スクイークを使用した授業の中で「App Inventor」を紹介してみようと思う。マインドストームNXTも見せたいと思っているが、あまり脱線しないようにしないといけないと感じている。
2ヶ月遅れで知った「App Inventor」であるが、またスクイークのすばらしさを教えてくれる存在を見つけた。

2010年9月23日 (木)

New Education Expo 2010

今日は昨日から明日まで東京ファッションタウンで開催されている
New Education Expo 2010に参加させていただいた。

朝から寒く雨が降っていた。昨日とはまったく違う気温と天候である。
9:40ごろ会場に着くと人がたくさんいた。
10時からの基調講演まで時間があったので企業ブースを見学。
早速昨日WBSでも取り上げられていたARを使った人感型教育(UCHIDA)を見学に行く。
ARの可能性は感じるがコンテンツ不足とどう生かすのかが問題のようである。

10:00から慶応大学中村 伊知哉教授による基調講演を拝見した。
タイトルは「日本の教育の情報化の行方
~デジタル教科書・デジタル教材など、これからの教育環境について~」
基調講演の前に録画・録音の禁止のアナウンスあり。
後援の資料がないだけにこれはきつい。
基調講演の内容は盛りだくさんで、たくさんのデータもあり、スライド資料があるとい
いのにと改めて感じる。
中村教授はデジタル教科書教材協議会DiTTの副会長であり、
諸外国の教育の情報化やデジタル教科書の様子や、日本での教育の情報化についてとて
もしっかり構成された講演内容でした。すばらしかった。
講演内にアラン・ケイ氏とシーモア・パパート氏の話も出てきて、
スクイークとScratchにも軽く触れられ、私としては感激です。
9月21日や今までのこのブログが予習になった。
近頃田原総一郎氏の「緊急提言! デジタル教育は日本を滅ぼす」に対抗して
ソフトバンククリエイティブから「デジタル教科書革命」が週パンされたことを講演の最後に紹介されていました。

基調講演の後、企業ブースを回る。資料をたくさんもらう。かばんが重たい。資料はすぐ見てもらうためにはやはりアナログのままなのだろう。デジタル教科書関係のブースもあったが、人が多くゆっくり見れる状態にない。それにデジタル教科書は小中学校向けにしかまだないようである。電子教科書なら、自分で教科書をスキャンすればできる。でも教科書アプリは自分では無理である。

先の講演でわかったが教科書は図書であり検定がある。今のところデジタル教科書はあくまでも電子黒板用の補助教材ソフトなのだろうか。もっと話を聞いておけばよかった。
それにしても電子黒板も普及していないのにデジタル教科書や生徒1台情報端末は可能なのだろうか。まずは電子黒板を先に不全教室に普及するのが実現可能かと思う。デジタル教科書やデジタル端末を約1000万人の小中学生に配ると、なると各企業は必死にならざるを得ない。遅いのは困るが、優先順序をつけるべきだと感じる。

午後は13:00からはCBI研究会
「地域発のICT利活用
~電子教科書を見通した学習コンテンツについて~」のセミナーに参加。
小中高大企業から各1名とコーディネータの方を含めた5名の発表を聞く。
ここでも録音録画ができず、資料もないので、メモをしながら聞いいると追いつかない。すばらしい話をされているのに資料が手元にないのは残念な気がする。
タイトルが電子教科書となっているが、デジタル教科書のほうがいと感じた。
よいコンテンツがあれば、生徒の興味や理解を促すのにはよい。電子黒板の登場で板書が見直される。教員の力量が試される。考えさせられる内容であった。
発表とは関係ないがマイクのケーブルやパソコンとプロジェクターを結ぶケーブルがからまってしまい、無線マイクや無線でプロジェクターとPCがつながるといいのにと感じた。

16:00までまた、企業ブースを回る。
16:00からは
「日常的な電子黒板活用の実際と展望
~全教室に電子黒板が導入されたモデル校の実践から~」のセミナーに参加。
コーディネータの方を含めた5名の発表を聞く。
電子黒板が自由に使える環境で、教育が変わることがよくわかった。モデル校を引き受け発表までされる小中の先生はすばらしいと思う。
電子黒板の学力はどう変わるのかまだそのデータはないようである。
電子黒板はやはり画面が大きいとはいえない。視力の弱い生徒にはどのような配慮をしているのだろうか。背景と文字の色などの配色で気になるスライドがあったり、3D円グラフがあったりするのがやはり気になってしまう。

セミナーは2時間の時間が設けてある。内容的には3時間でも大丈夫かもしれないが、2時間は長く感じる。90分でよいと思う。

教育にデジタル機器を入れることは大いにすべきかと感じる(保守や管理の問題はあるが)。でも問題なのは、何を教え、何を生徒に考えさせ、何を生徒に身につけさせるのかだと、私は考える。児童生徒にPC各1台配るのならぜひプログラミング環境も入れてほしい。デジタルコンテンツ作成やプログラミング学習を、小学生から取り入れて生徒の思考力や想像力・表現力を鍛えるべきだと、私は感じています。

2010年9月21日 (火)

デジタル教科書

2010年9月19日(日)の朝刊の2面を使ってシンポジウム「デジタル時代の教育を考える」に関する記事が載っていた。興味深く世増させていただいた。
タイトルは、論争 デジタル教科書「学ぶ力」低下に懸念であった。
忘れないように私の乾燥や考えをこのブログに述べておきたい。

まずはこのシンポジウムが開かれた日について。開催日が9月3日(金)の平日であり、教員を対象としたシンポジウムではないということ。350人もの方が参加されたそうであるが、この日に参加できる方が、これからデジタル教科書で指導される方々なのだろうかという疑問がある。プレスセンターで発表されていることからあくまで報道向けなのでしょうか。

次にデジタル教科書について。新聞の説明によるとデジタル教科書とは、
文部科学省の検定を経た教科書の内容をデジタルソフト化したソフト。「指導者用」と「学習者用」の2種類がある。(以下略)
ソフトとあるので教科書アプリということなのだろうか。この記事の中で電子教科書とは言っていないので、あくまでもソフトのようである。教科書会社はいくらで販売することになるのだろうか。学習者用のソフトは誰が費用を負担するのでしょうか。

次にデジタルディストラクションについて。デジタルディストラクションとは情報機器による注意散漫のことで、記事の中では授業の資料のページを見ていたのは3割で、他は別のページを見ていてびっくりしたとありました。アナログの場合だとどうなのでしょうか。アナログディストラクションはないのでしょうか。

次に情報の選別力について。情報の選別力が未熟なうちにネットに触れるのはどうかと述べているが、児童生徒はデジタルネイティブと呼ばれているので、触れさせないことよりどうデジタル情報と付き合っていくかを考えるべきだと感じた。コミュニケーションが未熟なうちからケータイもメールも使っている現実がある。

最後の前に、学ぶ力の低下について。現時点で学ぶ力は低下していると感じる。デジタル教科書は新たな学びの道具として有効かもしれない。先行事例の報告を待つたいと思う。

最後にデジタル教科書が入ったとしてもすべての時間、デジタル教科書だけ使っているとは思えない。ソフトや電源の問題で使えるのはわずかであろうし、アナログの教材やノートやプリントはなくならないと思う。

参考になりそうなサイト
デジタル教科書:http://dtar.u-gakugei.com/
デジタル・ナレッジの“デジタル教科書”:http://www.digital-textbook.jp/
DiTT デジタル教科書教材協議会:http://ditt.jp/
「デジタル教科書」というバラマキ - 池田信夫:http://agora-web.jp/archives/1065328.html
参考になりそうな本
緊急提言! デジタル教育は日本を滅ぼす
http://www.poplar.co.jp/shop/shosai.php?shosekicode=80006890

デジタル教科書にはまだ別も問題もあるだろうし、長所もあると思う。デジタル教科書の実物をじっくり触ってみたいものである。

2010年9月20日 (月)

平成22年上半期ネット上の違法・有害7割増

2010年9月16日(木)の読売新聞の夕刊に、
ネット「違法・有害」7割増という記事を見つけた。
ネット上の記事
読売新聞:ネットの「違法・有害」通報、7割増…削除依頼の放置も
毎日新聞:違法情報:昨年の75%増 ネット削除要請無視2.5倍

デジタル情報は簡単に安価にコピーできいっせいに送信することができる。
情報技術が日々進化し便利になっているだけに、悪用する人が増えるのは残念である。
ネット上の情報は誰でもどこからでもいつでも見れるので違法な除法や有害な情報をす

ぐに削除できる仕組みが必要なのかもしれないと思うと残念である。
新聞の記事で初めて「インターネット・ホットラインセンター」という存在を知った。

参考資料
NPA:平成22年上半期の「インターネット・ホットラインセンター」の運用状況について

2010年9月17日 (金)

教育の情報化ビジョン(骨子)

今日、平成22年8月26日に公表された「教育の情報化ビジョン(骨子)」に軽く目を通した。気になることがあるので、このブログに残しておきたい。

併せて、将来の高度情報通信技術人材を育成する観点から、地域において、小・中・高等学校等の子どもたちに対して、例えばデジタルコンテンツの制作やプログラミング等に関するワークショップ等を展開することが重要である。
教育の情報化ビジョン(骨子)P9より引用(PDF:476KB)

これを読んで文部科学省がプログラミンというサイトをなぜ開設したのかが、察しができた。ネット上で動くサイトは、ネットの接続状況に左右されるし、コンピュータ室で40人+1人が一斉に動くのか不安である。途中で止まってはなお困る。
やはりスクイークScratchドリトルなどをコンピュータ教室のPCにインストールして、デジタルコンテンツを児童生徒に作らせるのがよいと考える。
スクイークScratchドリトルも教育用に開発されたフリーソフトなのだから、もっと利用されるとよいと思う。

それにしても、「生きる力」とか「21世紀にふさわしい学び」という言葉は、どうも気になる。逆に「生きない力」といか「21世紀にふさわしい学び」とは何なのかが知りたい。
それより21世紀にふさわしい政治を期待したい。
原口ビジョンはどうなるのだろうか。気になる。

2010年9月15日 (水)

スクイーク第5回目

今日2年生の情報Bにおいて、スクイークを利用した第5回目の指導を行った。

今日は前回の復習などなくあたらしくテキスト時計を作成した。
まず分と秒を表示するテキストを部品から出す。
わかりやすいように背景の色を変える。
まずテキストの値を0に戻すスクリプトを作成する。
次にテキストの値が1つずつ増えるスクリプトを作成した後、
これを秒をあらわすようにするためにはどうしたらよいか考えさせた。
20100915text2
1秒間に処理する回数(刻み値)と
60秒を過ぎたときの処理について生徒に気づかせる。
難しいことではないが言葉や文字にすることが大切だと考えている。

次に60秒過ぎたとき、分の値を進めるタイルをいれればテキスト時計が出来上がる。
ここで反省を忘れ、テキストを回転させてみた。生徒の反応はよかった。
でもその後に進むときに元の状態(テキストの角度を戻す)のに時間をとられてしまう。

最後にテキストの幅を時間とともに変化させることを指導した。
値を量で表現することを実感してもらえればと考えた。
20100915squeak5

知っているとついいろいろ教えたくなってしまうが、もう少し教えることを我慢して減らせるようにならなければと反省する。
限られた時間でどこまで教え、どこまで考える時間や記述する時間を配分するのか生徒の反応を見ながら決めるしかないと考える。選択の授業なので1クラスしか実施できないので複数クラスで指導できたらいいのにと感じた。

テキスト時計はこれでおしまい。テキスト時計は回転を入れたり表示方法を考えさせたりまだまだ拡張しやすい教材である。生徒独自のオリジナル時計を考えさせるのもよいかもしれないと感じた。

2010年9月14日 (火)

入力と出力

昨日放送された「テストの花道」第20回を見た。
AO入試対策パート2で小論文の書き方を学ぶ内容であった。
今回の内容もとても勉強になる。
番組を見ていて感じたことは、論理的に考えて論文を書くことは難しいのではなく、
コツを知り練習してなれることが大切だということである。
私は論理的に考える記述する訓練をまともに受けたことがなかったことが残念である。

入力された情報をどうまとめ、どう考え、どう組み立てて出力するのかが大切である。
うまく出力できないと、もやもやした感覚だけ残り、「やばい」とか「まじ」とか「わからない」という単語だけになって、論理性のない言葉を発することになる。

人間は考える葦であり、われ考えるゆえにわれがある。

今NHK教育で小学生5・6生向けに「伝える極意」という番組があることをある方から教えていただいた。
この番組で第6回で感想文の書き方や第10回でインタビューの仕方や第18・19回でプレゼンテーションの仕方などを扱っている。高校の情報の自習教材に使えるかもしれない。
木曜日午前10:45-11:00に放送されているが、ネットからも見ることができる。
次回は9/16は再放送がなぜかない。

話は変わる。
昨日の雷でモデムとルータが壊れた。
モデムはレンタルなので無償で直せたが、ルータは新しいルータを買う羽目になり痛い出費となった。モデムとルータが壊れたおかげでパソコンは壊れなかったかもしれないと考えると、安かったのかもしれない。

2010年9月13日 (月)

スクイーク第4回目

授業変更の関係で今日、情報Bでスクイークを利用した第4回目の指導を行った。

まず第1回から第3回までの復習と作品の提出をさせた。
第2回の反省をこめて階段の形についても指導した。
図形についてあまり深入りしたくないが、未完成のままでは今後の授業への意欲関心が薄れると考えてあえて時間を設けた。思ったより時間がかかった。
復習の前にスクイークでの作品作りをフローチャート(授業ではフローチャートといわずに使用)で確認したのが欲張りすぎだったか。(前回の反省が生きていない)

次にスクイークで部品から星を出し、左右に動くスクリプトを作成した。
左右に動かすためには座標と向きについてまず確認した。
20100913za
スクイークは左上ではなく左下が座標の原点となる。
左右ができたらところで時間後わずかとなり先に進むのをあきらめた。
20100913squeak4
時間があれば縦方向斜め方向も考えさせたかった。
1つ移動ができる星ができれば、その星をコピーして複数個の星を動かすことができることは次回提出の前に教えようと考えている。

スクイークでスクリプト作りに熱中しているとあっという間に50分が過ぎてしまう。
記述に時間を掛けるとスクイークで課題に向かう時間が足りなくなる。週2時間では時間が足りないと思う。
第1回目から第3回目までは欲張らずにポイントをもっと絞ればよかったと痛感した。
急いで授業を進めても生徒が理解できないと意味がないので、生徒の様子を把握しながらテンポ好く授業の展開をしたい。

今外でごろごろといっている。久々に雷を聞くような気がする。
今近くで雷が落ちた。雨も降ってきた。危ないからパソコンの電源を落とそうと思ったら、ネットが落ちた。(9/14朝追記訂正あり)

2010年9月11日 (土)

プログラミングを学ぶ必要は その1

生徒向けに行ったアンケートで
プログラミングを学ぶ必要を感じるのかという問いについて
「はい」と「いいえ」で答えその理由を記入してもらった。
まだ集計していないアンケートもあるが、
夏休み前に集計したアンケートでは、「はい」のほうが若干高かった。
あまり差がないので、少しがっかりしていた。
先日、その理由の欄についてゆっくり見直して、
コメントの数を「はい」と「いいえ」で比べてみた。
結果コメントの数は「はい」のほうが「いいえ」より率が1.5倍ほど高かった。
「はい」と答えた生徒はその理由を考えて記入した生徒が多かった。

私はプログラミングに詳しいわけではないが、基本的なプログラミングを学ぶあらゆる児童・生徒が必要はあると確信している。プログラミングを学ぶことで、プログラミングを学びながら論理的思考力が育むと考えている。そのためにはプログラミング言語の使用を覚えるのに時間を掛ける必要のない、スクイークはよいツールである。

プログラミングを学ぶ必要はなぜあるのでしょうか。なぜ必要がないと感じるのでしょうか。また、機会を見つけてこのブログで残しておこうと思う。

2010年9月 9日 (木)

スクイーク第3回

今日2年生の情報Bにおいて、スクイークを利用した第3回目の指導を行った。

まず家の形の説明を日本語で記述する。
家の形が正方形と正三角形の形に分けられることと、二つの図形の位置関係を確認する。
次にスクイークで正方形と正三角形を何通りかで描く。
その次に正三角形の1辺が水平になるように描く。
20100909triangle
正三角形のスクリプトと正方形のスクリプトを使って家の図形を書くことを考える。詳しくは説明しなかったがスクリプトを使ったスクリプト(プログラムのブロック化)を利用した。
2つのスクリプトをそのままつなげても、うまくいかないときはタイルを足して、家の形を描くことを考えさせた。
20100909squeak3
余裕がある生徒には横向きや下向きの家の形についても描かせてみた。

スクイークを利用したタートル幾何学はこれ以上踏み込まない。
シーモア・パパート著の「マインドストーム」を読んでぜひ家の形だけは指導したいと考えていた。数学の時間にスクイークを使ったタートル幾何学を指導できたら、楽しいような気がする。
マインドストームに関するこのブログ内の記事

今回も後半にゆとりがなくなってしまった。
生徒が授業開始前に集合してログインまで済ませていたのに申し訳なく思う。
プリントに記述する作業を大切にすると実習の50分間はあっという間に過ぎてしまう。
内容を欲張らずにポイントをもっと絞るよう今後の授業展開を工夫したい。

2010年9月 8日 (水)

スクイーク第2回

今日2年生の情報Bにおいて、スクイークを利用した第2回目の指導を行った。

まずは前回の作品を振り返り、多角形をどのように描画したのかを確認する。
保存したファイルをCドライブ上からコピーできていない生徒がいたこともあり、
ゆっくり確認の時間をとった。
保存先が1回目はCドライブ上のMy Squeakフォルダーしか選べないのは痛い。
(ここで時間を使ったため後が駆け足になってしまう。そのため授業風景の写真をとるのも忘れてしまう。)

今日は十字やアスタリスクを描画することと平行四辺形や六芳星をスクイークで描画することを考えさせた。六芳星は難しいようだった。六芳星ではじめてマイナスの角度を扱ったのでマイナスの角度にすることに戸惑っていたようであった。
20100908squeak2
六芳星の前に階段の描画の指導を入れるとよかったと後で思った。

描画がうまく言った生徒にとっては面白い授業かもしれないが、うまく描画ができなかった生徒には難しかったと思われたようである。
振り返りの時間を作り全員が描画でき、スクイークって面白いと感じてもらえるようにできたらうれしい。

2010年9月 6日 (月)

韓国は電子政府の世界的リーダー、進歩しない日本との大きな違い

Itmediaで気になる記事を見つけたので忘れないうちにこのブログに残したい。
あとでブログに載せたいと考えて探して見つからないことがよくあるので、忘れないうちにこのブログに残しておく。

韓国は電子政府の世界的リーダー、進歩しない日本との大きな違い

 国際連合が2010年に発表した優れた電子政府のランキングで、韓国は192カ国中で1位に躍り出た。「住民申請書処理」と「政府システム利用性」については満点を獲得しており、トーゲン氏の表情も自信にあふれている。

 韓国では、住民票、転入申告、納税証明など1750種類の書類をオンラインで申請し、受け取ることができる。転入時は、健康保険、年金、国税、地方税、自動車登録元帳、免許、予備軍関連、印鑑情報などを一括変更できる。利便性の高さ、住民への浸透度などどれをとっても高い完成度に仕上げている。

この記事を興味深く読んでいると最後に大切なポイントがあった。

 「行政情報の共同利用という仕組みが、韓国で成功した最大の要因。韓国には個人情報保護法がない」とトーゲン氏は話している。日本では、個人情報保護法により、当初の目的以外の理由で個人情報を利用することがしにくいという事情がある。この壁を越えなければ、構築する情報システムにおいても個人情報保護法が壁となり、電子政府システムをうまく構築するのは難しくなるといえる。

100歳以上の方が行方不明というニュースが日本では騒ぎとなり、国の信用も落とした。
個人情報保護法は何のためにあるのか、どう利活用すべきなのか、本音で話し合うべきだと考える。トレードオフを国民すべてが理解すべきときかもしれないと感じる。

話は少しそれるがそういえば2010/9/2にオープンガバメントラボが7/29から解説されたことを知った。今現在97人登録をしている。盛り上がっているとは思えない。

それにしても今日も暑かった。涼しくならないものでしょうか。

2010年9月 2日 (木)

スクイーク第1回

今日から2年生の選択科目である情報Bにおいて、
スクイークを利用したプログラミングの指導を行った。
まずはじめにこれから学ぶことやアルゴリズムの大切さについて触る。
JEITAのサイトにある自動販売機でジュースを買うFLASHのゲームを利用した。
まずプリントに予想をしてから実際のサイトで動きを確認し、
できた人にはわざと間違えてもらい手順の大切さを実感させる。
生徒が楽しそうにWebページを利用していました。

ここからスクイークSqueakland 2005J2)を用いてプログラミングの指導。
クラスの中でスクイークの経験者はいないことを確認し、
まずスクイークで昨年作成したプロジェクトの紹介をする。

スクイークとは自分で描いたスケッチにタイル形式で組み合わせたスクリプトを作成し、スケッチなどを動かすことができるプログラミング環境を備えたフリーソフトである。

次に真ん中モニターを見ながらスクイークの起動、スケッチの描画と保存、
スプリクトの作成の順に行う。
初心者にはプリントを見たらよいのか、真ん中画面を見たらよいのかを指示をはっきりさせる必要を感じた。
今日は基本的な正多角形を描きながら、スクイークの基本的な操作を覚えてもらった。生徒から、スケッチが見つからないときはどうしたらよいですかと質問があった。
質問される前に説明しとくべきだったのか悩ましい。
20100902catchme

学校のコンピュータ教室のパソコンは環境復元ソフトが入っているので、
作品を保存するのに気をつけなければならない。
1度CドライブにあるMy Squeakに保存した後、改めてサーバ上のフォルダーに保存しなおす。最後の7分ぐらいは今日習ったことをプリントに記述させて、あっという間に50分の授業
が終わる。スクイークの操作だけにならずに手順や数値を考えることや考えたことをプリントに記述することを大切にしていきたい。
次回は来週の水曜日にある。

それにしても今日も暑かった。コンピュータ教室から出ると温度差で頭痛がでそうである。体調管理に気をつけたいが、コンピュータ教室で1枚余分に服を着るほど涼しくはない。

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