SSS2010:1日目
昨日伊香保温泉の旅館にて、SSS2010情報処理学会情報教育シンポジウムに参加させていただいた。
伊香保までは新宿から高速バスで移動。Gシートを予約できたので快適に移動。バス停から旅館まで距離は短いが階段がつらい。
私にとって初めての情報処理学会情報教育シンポジウムに参加であり、共同での初めてのポスターセッションになる。
午後からシンポジウムが始まる。
招待講演1:大阪電気通信大学の新川拓也先生による招待講演1
「くらしの技術~Living Technologyの展開~」
kikimimiおもしろそうである。
如何に情報を伝えるのかを視覚によらない情報伝達は、
受信者の創造性が豊かになるのかもしれない。
セッション1:高校の先生方による実践報告。
神奈川県立相模向陽館高校の保副やよい先生による
「情報Bにおけるプログラミング実践の報告」
コードを1行ごとに提示し生徒のタイピングの速さに考慮すること、
教え過ぎないことの大切さ、
TTの先生もしっしょにドリトルでプログラミングの楽しムことの大切さを学ぶ。
神奈川県立秦野総合高校の間辺広樹先生による
「アンウラグドを活用した公開鍵暗号学習プログラムの情報科教育への適用」
公開鍵暗号学習についての興味深い内容である。
私は公開鍵について言葉だけの説明になってしまう。
公開鍵についてどれだけ時間をかけて教えるべきか悩ましい問題である。
都立八王子桑志高校の西野洋介先生による
「高等学校産業科による3学年同時のドリトルによるプログラミング実習」
3年間プログラミングを高校生に教えるうえで、どのようにモチベーションを持続させ
たらいのかの参考になる。
難しい→易しい→難しいの順で教えることには賛成である。
いきなりプログラムの全体を教えるのは難しいし、
敷居の低いものばかり使うのも生徒のモチベーションを下げてしまうかもしれない。
やはり高校の先生方の実践報告は興味深くとても参考になる。
セッション2:高校の先生方による実践報告。
東京都立町田高等学校の小原格による
「セキュリティの指導を視野に入れた「ネットワークのしくみとプロトコル」におけ
る体験的な学習について」
ネットワークン仕組みについて苦労しながら指導した経験を聞けてっても参考になる
。どこまで時間をかけて教えるのかも考えさせられる。
神奈川県立神奈川総合産業高等学校の増山一光先生による
「SSH 校における情報セキュリティを重視した無線LAN教育の実践」
情報セキュリティ指導例としてとても参考になる。
危険とは何かをまず理解することが大切さがよくわかった。
外部講師を呼んで情報セキュリティを教えることをそのまま真似は出来ない。
情報セキュリティもどこんで教えるのか教えられるのか、考えさせられる。
高校では「情報」の授業時数が他教科より少なく東京都以外には専任も少ない。
何を教え何を教えないのかをしっかり選択できるゆとりが必要か。
セッション3:デモンストレーション&ポスター1
次の準備もありゆっくり見ていられなかった。
大阪府立桃谷高等学校の野部緑先生による
CS アンプラグドを目指した公開鍵暗号の授業
はとても参考になった。アナログによる体験の大切さを実感した。
セッション4:デモンストレーション&ポスター2
神奈川県立横浜清陵総合高等学校の五十嵐先生との共同報告
タイルスクリプティング環境を利用したアルゴリズム学習の実践報告
五十嵐先生はアルゴロジックを参加者に体験させながら、
プログラミングの楽しさを教えるために、
スクイークやScratchやアルゴロジックを利用するよさを強調。
私もスクイークの説明とスクイークでの実践から感じたことや生徒の感想などを紹介した。
他の方の報告や発表が見れないのは残念だが、聞いていただいた方と貴重な情報交換ができたがよかった。
シンタックスエラーを取ることに時間をかけるより、プログラミングの楽しさを実感させたいという思いで、スクイークを今後も取り入れたいと思っています。
その午後やっと温泉に入る。熱くなく私向きの温度である。
このシンポジウムに誘っていただいた五十嵐先生にはとても感謝している。
(恥ずかしいので直接本人には言えないが)
その後の懇親会でも楽しく情報交換させていただいた。
明日も楽しみである。
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伊香保温泉のホテルにて、標記シンポジウムに参加 このシンポジウムは2006年(箱根仙石原)、2007年(鈴鹿)以来の参加。今回は1泊だけの参加だが、夜のデモンストレーション&ポスターの部で発表させていただく。 発表の題材の一つであるSqueak eToysは、SSS2006での発表を聞いて知ったもの。実践報告として恩返しになれば幸いです。 開会挨拶の後、13時より招待講演1 ■大阪電気通信大学の新川拓也先生による「くらしの技術~Living Technologyの展開~」 夕食までは、一般講演と... [続きを読む]
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谷川先生
お疲れ様でした。
アルゴロジックはその後も(一部で)フィーバーしたようですね。スクイーク・スクラッチも、このような楽しさを体験できるものとして、多くの情報科教員に知って、使って(情報の科学を開講)してもらいたいと考えています。
一緒に参加できて、楽しかったです。今後もよろしくお願いいたします。
投稿: VX | 2010年8月19日 (木) 18時53分
五十嵐先生
ありがたいコメントありがとうございます。
今後ともこちらこそよろしくお願いします。
投稿: y.tanikawa | 2010年8月20日 (金) 21時11分