高校教科「情報」シンポジウム2009秋
今日は早稲田大学西早稲田キャンパスで行われた
高校教科「情報」シンポジウム2009秋に参加させていただいた。
メインテーマは「情報科の新学習指導要領を読む」で
まずは文部科学省の大塚 和明氏による講演で、
「新学習指導要領における教育の情報化について」。
続いて早稲田大学の筧先生と富山大学の黒田先生と
大阪府立の高校教員の覚前先生による
パネルディスカッション(昼をはさんで2部構成)で、
「新しい情報科に期待する」。
つぎに小泉先生による講演で、
「全国アンケート調査で見る情報科教育の現状」。
最後が千葉県立の高校教員の大橋先生による講演で、
「新学習指導要領共通教科「情報」に対する期待と不安」。
という内容の濃いものでした。
教科情報が始まって7年目。
あと3年ほどで新教育課程が始まる。
指導要領の解説書が残念ながら出ていないが、
次の教育課程が教科「情報」にとって大切になるのは確かだと思う。
教科「情報」を取り巻くさまざまな課題や期待があり、
次の教育課程の教科書に対する期待も大きい。
弱小教科「情報」が市民権を得るには、
教科担当している方々(私を含む)だけの努力では微力かもしれない。
情報処理学会をはじめとする情報関係の学会の力や、
社会における教科「情報」の後押しが大切だと思う。
日本人の情報リテラシーの底上げが出来なければ、
日本の未来がどうなるか、私は勝手に心配している。
電車の中の優先席でケータイを平気で触っている大人が多いのにも
何とかならないものかと思う。
(今の教科書の内容もしっかり指導できているかも問題だが)
次の教育課程の教科書が出来たとき、
しっかりと教科指導できるように私自身の研修をしっかりしなければと痛感した。
シンポジウムを開いてくださった皆様ありがとうございました。
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