2進接頭辞とSI接頭辞
2進接頭辞(にしんせっとうじ)は、単位に2の冪乗を乗じたものを表す単位(その単位の二進の倍量単位)を作成するために、単位に付す接頭辞である。
情報工学分野において必ず2進接頭辞が使われるわけではなく、SI接頭辞も使用されるので、1キロバイトが1000バイトなのか1024バイトなのかは不明確な場合がある。IEC(国際電気標準会議)は 1998年にSI接頭辞と区別できる新たな 2進接頭辞を承認した。210、220、230などの乗数を表す接頭語はIEC 60027-2ではそれぞれキビ、メビ、ギビなどとなり、1,024バイトは1キビバイト、2,097,152ビットは2メビビットとなる。同様の規格がIEEEでもIEEE 1541-2002として成立している。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E9%80%B2%E6%8E%A5%E9%A0%AD%E8%BE%9Eより引用
・SI接頭辞
国際単位系(SI)で決められた接頭辞です。
10のべき乗で表すときに使います。
・2進接頭辞
2のべき乗で表すときに使います。
2進数がもとになっているコンピュータでは、メモリ容量、
ディスク容量、ファイル容量などを表すのに使われます。
2進数と表記されているが二進法が正しいのでしょう。
GやMといったSI接頭辞をそのまま流用したことが、
1000倍か 1024倍という問題を起したということになる。
そこで、2進接頭辞でKiB、MiB、GiB、TiB、PiB、EiB、ZiB、YiBと表し
キビバイト、メビバイト、ギビバイト、テビバイト、ペビバイト、エクスビバイト、ゼビバイト、ヨビバイトと呼ぶ。
1PiB(ペビバイト)
= 1024TiB(テビバイト)
= 1024*1024GiB(ギビバイト)=1,048,576GiB(ギビバイト)
= 1024*1024*1024MiB(メビバイト) = 1,073,741,824MiB(メビバイト)
= 1024*1024*1024*1024KiB(キビバイト)
= 1,099,511,627,776KiB(キビバイト)
= 1024*1024*1024*1024*1024B(バイト)
= 1,125,899,906,842,624B(バイト)
新教育課程の情報の教科書には情報の単位について、
どのように記述されるか気になります。
210*n=103*nではまずいと思う。
バイトの単位一覧 | ||||
---|---|---|---|---|
SI接頭辞 | 2進接頭辞 | |||
単位(記号) | 慣用値 | SI基準 | 単位(記号) | 値 |
キロバイト (KB) | 210 | 103 | キビバイト(KiB) | 210 |
メガバイト (MB) | 220 | 106 | メビバイト (MiB) | 220 |
ギガバイト (GB) | 230 | 109 | ギビバイト (GiB) | 230 |
テラバイト (TB) | 240 | 1012 | テビバイト (TiB) | 240 |
ペタバイト (PB) | 250 | 1015 | ペビバイト (PiB) | 250 |
エクサバイト (EB) | 260 | 1018 | エクスビバイト (EiB) | 260 |
ゼタバイト (ZB) | 270 | 1021 | ゼビバイト (ZiB) | 270 |
ヨタバイト (YB) | 280 | 1024 | ヨビバイト (YiB) | 280 |
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