パソコンに潜む脅威
昨日のWBSでパソコンに潜む脅威に関する特集をしていたので、
その中で記録しておきたいのでこのブログに残しておきます。
日本では、
ブロードバンド環境でインターネットをしている人が、
3000万人いて、1人1台として、3000万台になる。
そのうち1%の30万台がなんらかのウィルスに感染している。
その後7月初旬にサイバーテロ起きた韓国とアメリカがについて紹介された。
韓国では、最大被害総額41億円になる。
インターネットセキュリティセンター(03年12月設立)の様子と
チーム長が施設の解説をし、
韓国内の主要な通信業者の主なネットワークの通信状況を
モニタリングしていて通信の急増や急減を監視している。
韓国ではプロバイダーと協力していち早くネットの監視を強化してきたが
今回の被害を受けて新しい対策を迫られている。
インターネットへの接続に一定の制限を設けることも考え始めた。
根本的な解決のためにはウィルスに感染したPCをなくすことが最優先で、
ウィルスに感染していない人だけがネットに接続できるようにすることも考えている。
アメリカでは、
オバマ大統領の演説のシーンから始まり、
SANSインスティチュート(情報セキュリティ調査機関)の
代表の方のインタビューが紹介された。
アメリカでは、2億台のコンピュータがネットにつながっていて、
そのうち5000万台がウィルスに感染していて、
簡単には対策を打てない。
そしてまた日本に戻ってきて、
ラックの社内の様子と最高技術責任者の方の話が流れる。
500社近くのお客様のネットワークや社内システムの異変や
ハッカーからの攻撃の監視をしている。
1日のアクセス数3億件のうち、500件が攻撃、緊急対応が5件程度にあたる。
ウィルスに感染する経路として、
海外からだけでなく国内からも増えてきていて、
個人や大学での感染が多い。
ウィルスに感染する経路として、
1.改ざんされたWebページを見て
2.メールから
3.USBメモリーから
の3通りの感染が多い。
ボットに感染したソフトがあることや、
ボットに感染したパソコンをレンタルするビジネスまである。
次にサイバークリーンセンターで、
日本のボットをできるだけ少なくする取り組みをしていて、
おとりパソコンでウィルスを検知してユーザーに通知・駆除ソフトを配布する。
おとりのパソコンがハニーポットに行き爆弾(ウィルス)が飛んできて、
その情報を感知して手に入れれば、ワクチンが作れる。
25万台から30万台ボットがあるだけでも十分な脅威になる。
現在はUSBメモリーからが多く、
実際にUSBメモリーで感染したパソコンを操る様子を実践して見せていた。
百聞は一見にしかずだけど、
まさか実践しなくてはいけないほど注意喚起が必要がある状態だということが
良く分かりました。
ウィルス対策ソフトだけでは、
ワクチンができる前に感染することは防げないし、
かといってサイバーポリスのような組織を作っても、
犯罪はなくならないと思う。
ユーザーが気をつけるしかないのでしょう。
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